「オヤジや赤髪と同じ"覇王色"の覇気!」
「あいつがやったのかよい………!」
突っ走るルフィが放った覇気にマルコも海賊達も驚愕していた。
「ヴァナタいつどこでそんな力身につけチャブルなの!?」
「あァ!?何が!!」
「…何でもない!!」
イワンコフの言葉にルフィもアスカも首を傾げる。
しかしイワンコフは何も言わず、前を向いた。
すると進めば進むほど強力になっていく海兵達がルフィを狙いはじめ、ルフィは斬られそうになる。
「危ない麦わらボーイ!!!」
「ルフィっ!!!!」
斬られそうになるのを見てアスカはウサギを向かわせようとしたその時、白ひげの海賊達がルフィ達を囲い海兵から守ってくれた。
「!!?」
自分たちを囲む白ひげ達にルフィ達は目を丸くする。
「急げ!!エースの弟!妹!!今海軍の戦力はオヤジに向いてる!!この機を逃すと大将は越えられねェぞ!!」
「………!!」
「一点突破だ!おれ達と来い!!」
「一大事よ麦わらボーイ!バニーガール!!世界一の海賊がヴァナタ達を試してる!!!」
「え…!?」
「ヴァナタ"白ひげ"の心当てに応える覚悟あんのかいって聞いてんノッキャブル!!ヒ〜〜ハーァ!!!」
イワンコフの言葉にルフィとアスカは海兵を倒しながら応える。
「白ひげのおっさんが何だか知らねェけど!!!おれ達がここに来た理由は!始めから一つだ!!」
「エースを助ける!ただそれだけよ!!!」
2人がそう応えた瞬間鷹の目がルフィを襲う。
「避けな!麦わらボーイ!!」
「!」
「ラビ…、……!」
ウサギ達を盾にしようとするもダズがルフィの前に立ち、鷹の目の刀を受け止めた。
「お前!」
「社長命令だ…一旦海軍を敵とする」
「ダズ・ボーネスだな」
ルフィを庇ったダズだったが鷹の目に斬られ倒れてしまう。
ダズを排除した鷹の目はルフィへ刀を向けようとするが…
「!…クロコダイル」
「今…!!虫の居所が悪ィんだ!気ィつけな!鷹の目!!」
クロコダイルがフックで鷹の目の刀を弾き、機嫌が悪そうに鷹の目を睨みつける。
「どういうつもりだ!おめェ"七武海"じゃねェのか!!パシフィスタを何人も止めやがって!"政府側"だろ!!?」
その傍ではパシフィスタを止め、戦桃丸とハンコックがにらみ合っていた。
ハンコックはサロメに座り高々と戦桃丸を見下ろす。
「お前に一つ教えてやろう…」
「ん?」
「"恋はいつでもハリケーン"なのじゃ!!!」
「何だそりゃあ!!!」
ハンコックを止める者は(ry
ルフィはクロコダイル達に助けられるような形でエースに近づいていく。
「悪いわね!ヴァナタの力が必要で…」
「?」
突然走っているとイワンコフが自分の頭に話しかけ、隣に居たアスカは首を傾げる…というか変な人を見る目で見ていた。
「お易いご用です、イワさん……!ご心配なく…アスカ君のウサギのお陰で大分よくなりましたから」
「イナズマ!!」
イワンコフの髪の中から出てきたのはマゼランの毒をくらって瀕死状態だったイナズマだった。
アスカはイナズマを見て嬉しそうに顔を綻ばし、イナズマもアスカにお礼を言って笑顔を浮かべる。
「処刑台は近い!麦わらボーイ!!ヴァナタまっすぐ走りなさい!!!」
「ああ!!」
イワンコフの指示に従ってまっすぐ走っていくとイナズマが能力で地面を切って処刑台への橋をかける。
「カニちゃん!!!」
「あれは…"革命軍"のイナズマ!!?」
「ルフィ君ゆけ!!!」
「おう!ありがとう!!!」
「ルフィ!!!エースを早く!!」
「ああ!!」
アスカもイナズマとイワンコフと共に下で海兵達を止め、ルフィを先に行かせる。
「来たぞ〜〜〜!!!!エース〜〜〜〜〜!!!!!」
一直線の道をルフィは走る。
「行け麦わらァ!!!!」
エースはすぐ傍にた。
「行かせないよォ」
それを防ごうと黄猿がルフィに向けて光線を当てようと指を向けるも白ひげの薙刀に斬られ、失敗に終わる。
「行けェ麦わらァ〜〜〜!!!」
「エースを解放しろォ!!!」
「エースの弟〜〜!!!!」
海賊達もルフィに賭け、声援を送る。
だが、
「おじいちゃん!!」
ルフィの目の前にガープが降り立ち、イナズマの作った道を壊す。
「じいちゃん!!…そこどいてくれェ!!!」
「どくわけにいくかァ!!ルフィ!わしゃァ『海軍本部』中将じゃ!!!」
ガープの登場に海賊達は焦りだす。
「英雄ガープだ!!」
「橋が…落ちる!!」
「何とかしなよ麦わらボーイ!!」
「おじいちゃん…ルフィ…」
アスカは他の人たちより固唾を呑んでルフィ達を見上げていた。
「お前が生まれる遥か昔からわしは海賊達と戦ってきた!!!ここを通りたくばわしを殺してでも通れ!"麦わらのルフィ"」
「!!」
「それが"お前達"の選んだ道じゃァ!!!」
ルフィとガープの距離は縮まるばかり。
しかしルフィはいくら海兵だからとガープに手を出す事は出来ない。
「できねェよじいちゃん!!どいてくれェ!!」
「できねばエースは死ぬだけだ!!」
「いやだァ!!!」
「いやな事などいくらでも起きる!!わしゃあ容赦せんぞ!ルフィ!!!お前を敵とみなす!!」
ガープは拳を握りルフィへ向けて振り下ろす。
「ガープ!!!」
ルフィは止まるわけも行かず、しかしガープを抜ける事も出来ず目を閉じガープへ拳を向けた。
「うわああああああああ!!!」
「ガープ中将!!!」
ガープは寸前になり目を瞑り力を抜く。
ルフィの拳がガープへ当たりガープは地面に叩きつけられてしまった。
「貴様も人の親だ…ガープ……!!」
壊れていく橋を飛んで渡り、エースの処刑台へと足をつける。
ルフィはポケットに入れてあったハンコックから貰った鍵を取り出す。
「鍵あるんだ…待ってろ!!」
「ルフィお前!」
「…………!!」
ルフィが鍵を嵌めようとし、センゴクが能力を出し始める。
「待て!私が逃がすと思うなァ!!」
「……!センゴク!!」
巨大化したセンゴクにルフィは慌てて鍵を鍵穴に入れようとする。
しかし、
「ああっ!鍵!!」
その隙を狙い、海兵達はルフィを狙う。
「ああ…!ああ!!ダメだ鍵がァ!!」
慌てだすルフィだが傍で倒れていた海兵が目を覚まし、顔を上げてその海兵を見て目を丸くする。
「うゥ…何だ?いきなり気を失ってしまったガネ…!」
「!?…え!?"3"!!何でここに!!」
驚いている暇もなく、センゴクが腕を上げて自らの手でエースを処刑しようとする。
「私の手で処刑するのみ!!」
「おい3!壁でエース守れ!!!」
「ギャーーー!!!アレは何カネ!!ギャアアア!!!」
巨大な拳が降りてくるのをルフィは"ギガント風船"で防ぎ、エースが巻き込まれないようにとMr.3の"キャンドルウォール"で守らせる。
「処刑台が崩れる!!」
「何が起きた!?エースはまだ死んでないぞ!!」
遠くからでは分からず海兵達は騒ぐだけ。
「落ちるぞォオ!!」
「鍵を作る!すぐに錠を外すのだガネ!!」
「わ゙がった!!」
「撃てェ!!処刑台ごと吹き飛ばせェ〜〜!!!!」
「私がここにいる理由が…亡き同胞への弔いの為だとしたら貴様私を笑うカネ!!」
「笑うわけねェっ!!」
「兄を救え!麦わら!!」
ルフィはギアのせいで小さくなった体を必死に動かし、渡されたろうの鍵をエースの手錠の鍵穴へと入れる。
「いかん!!」
元に戻ったセンゴクはすぐ飛んでくる砲弾を避ける為、崩れる処刑台を飛び降りる。
その瞬間ルフィ達に向けて砲弾が処刑台へと当たってしまった。
「火拳は生身だ!生きちゃいない!!」
「ん?…爆炎の中に!炎のトンネルが…!!」
爆炎が立ち込める中、真ん中には炎のトンネルが出来ていた。
「お前は昔からそうさルフィ!アスカ!!」
アスカが見上げるその炎の中には…
「おれや姉貴の言う事もろくに聞かねェで!無茶ばっかりしやがって!!!」
ルフィの服を掴むエースがいた。
「エース〜〜〜〜〜!!!!!」
「エース!ルフィ!!」
エースの姿を見た海賊たちは一同に歓喜し、アスカも2人の無事を喜ぶ。
280 / 293
← | top | back | →
しおりを挟む