(36 / 42) 一護夢 (36)

その炎は斬魄刀百万本の威力を持つ。
そう言われたときヒヤッとした。
ぱっとみ火の鳥で可愛いの(あかり視点)だが攻撃は可愛くないのだ。
その火の鳥を浮竹さんが持ってきた道具で縛り上げとめる。
そして京楽が来て双極を破壊する。


「……っ!」


消滅する際に双極は火の粉が飛び散る。
私は咄嗟に浮竹さんの背中に隠れ、しがみ付く。
顔を上げると振り向いていた浮竹さんと目が合う。
私は目が合った瞬間手を離し数歩後ろに下がる。


「あっ、ごめんなさい…」

「いや、いいんだ。君が怪我がなくてよかった」


浮竹さんは私の頭をなで微笑む。
この人ってこんなに優しかったっけ?
私旅禍なんだけど…
私がそう思っていると一護君はルキアちゃんを阿散井恋次に投げつける。
あっぶねぇぇ!!
なんと言う荒業…

その後逃げる阿散井くんを副隊長が追うが一護君に邪魔され挙句の果てに斬魄刀を使わず副隊長を倒す。
どんだけ強くなったんだよ…
その副隊長の中に清音さんのお姉さんがいたらしく、その元に向かおうとするが砕蜂隊長に邪魔さる。


「待て!砕蜂!!」


浮竹さんが駆けつけようとしるが山本元柳斎に止められる。


(あ、そういえば私どうしようかな…誰も相手してくれなさそうだし気付いてもくれないって…どんだけ影薄いの、私…)

「よーし、仕方ない!それじゃぁいっちょ、逃げるとするか!浮竹!」

「は…え!?」


私がちょっとへこんでいると話しは進んでいたようで京楽は私を抱え浮竹さんの肩を掴み瞬歩で逃げる。


(なにこれっ!早っ!!早いよ!怖いよ!瞬歩こえぇぇぇぇ!!)


初心者、しかも斬魄刀を持っていても人間。
吐きそうになる。


「待ってくれ、京楽!まだ俺の部下が!」

「落ち着け。あんな処で山じぃと戦ってみろ、それこそ皆巻き込まれて死んじまう。二人なら大丈夫さ。感じないか?ここへもう一人ボクらの味方近づいているのを」


よ、夜一さんですね!正解ですよね!!
ご褒美に降ろしてください!
地面が恋しいです!
っていうかあのひゃーって感じ嫌いなんだから私を置いて行って下さればいいのにこの野郎ぉぉぉぉぉ!!!


「しっかり踏ん張れ!もうすぐ地面だ!」


いやっほおおお!!
神様京楽様ありがとう!!

私達が着いた先は建物が崩れ瓦礫だらけの場所だった。
降ろされた私は京楽の後ろへと下がる。


「あぁ…ここまで来れば他に危害も及ばないだろう」


すると少し遅れて七緒さんが着いた。


「七緒ちゃんビーリー」

「隊長たちが早過ぎるんです!」


からかわれ前を七緒さんは向くがすぐに硬直するる。
そんな七緒さんにつられ私達も前を向くと山本総隊長がいた。


「いつのまに…」

「昔から逃げる悪餓鬼に撒かれたことはないんじゃよ。来い童共…もう拳骨では済まさんぞ!」


一歩一歩山本総隊長がこちらに向かって歩いてくる。
私は怖くなり浮竹さんの服を掴み影に隠れ顔を覗かす。
浮竹さんは私の手に自分の手を重ねる。
それに顔を上げると目が合い微笑んでくれる。


「っ!!」

「あかり!」


七緒さんに向けられた霊圧に当てられてしまった。
浮竹さんに支えられ落ち着くが、ちょっと気分が悪い。


「あかり、下がってるんだ」

「……はい…」


私は七緒さんの側に行く。
七緒さんのように直接当てられたわけではないのですぐ回復したが七緒さんはまだ回復していないようで、見るからに調子が悪そうだった。

私は、三人の戦いをただ見てるしか出来なかった…

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