(2 / 37) 黒死蝶殺人事件 (2)

それはあの3人の犠牲を出した事件から数週間経ったある平穏な昼下がりの日。
母がある一人の男を連れて娘の前に現れた。


「彩羽、彼がこれからあなたの世話をする使用人として雇った人よ」


母の傍に立つ彼は彩羽を優し気な瞳で見つめていた。

その数日後、義父である修蔵が死んだ。

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