辻新之助
2021/09/29
机に座っていると、コロンと隣の机から何か落ちてきた。何だろうとつかむとそれはボタンで、「辻くん、これ…」「あ、ありが、と…」よく見ると辻くんのシャツの胸のボタンが取れていた。今日の昼からの全校集会は服装チェックもあると聞いた。ボタン取れているのはまずいのでは…?辻くんも少し困った顔をしていた。「良ければボタン…つけようか?」「へっ!?」裁縫セットを持っているからボタンはすぐにつけられる。「じゃ、じゃあ、お…願いし…ます」時間がないので、シャツを着たままの状態で針を通していく。全身真っ赤にさせてふるふる震える辻くんに「じっとしてて!針刺さると危ないから」とぴしゃりとしかりつける。