番外編。※本誌キャラ
ゼノに愚痴った三日後。
ぶっ込み『ボクっ子』ちゃん。
隊長は基本的に他人と馴れ合わなさそうだけど、自分の部下とは仲良しだったらかわいいな〜というお話。
+++
「隊長、ブロディが用あるって」
「・・・・・・」
「」
「隊長、好きな女に振られでもしたの?」
「散れ」
「分っかりやす」
「こんな弱々しい隊長見たくなかった」
「殺すぞ」
あ、元気になった。
「そういやボクもここ三日くらいナマエのこと見てないんだけど」
「・・・・・・」
「でも部屋からミシンの音は聞こえるから生きてはいるみたいだよ」
「どうしたら元気になる?」
「構うな」
「構うに決まってんじゃん。隊長がそんなんだと他の部下が怖がって作業効率が下がんだよ」
「・・・・・・」
「たばこ持ってこい」
「そんな無茶な」
「ニコチンだけでもいい」
「もっと無理だよ」
「何したんだよ、隊長」
「聞いてどうすんだ」
「どうするってそりゃ、周りに言いふらして一生笑いもんにする」
「最後に言い残したことは?」
隊長が笑った。
思わず悪寒が全身を襲う。これだよこれ、この感じが滲み出てて耐性のない部下が怯んでるんだよ。
「ボクごときに手を汚すことないよ、そんなヒマがあんだったら彼女に会いに行きなよ」
「二秒もかかんねぇ。俺がお前を殺るのに」
二秒はかかんじゃないの?今は銃がないんだから。
「だったら、二秒で仲直りできるのかよ」
重要なのは時間じゃなくて順番だろ。
まあ、冷静になる時間も必要かもしんないけど。
向こうの方から何か黒い布を持ったナマエが歩いてくるのが見えた。あれ、たぶん隊長の服だよ。誰のものより隊長の服を優先してる時点で分かんだろ。
「隊長、もうやらかすなよ」
「は?」
「今日は隊長の分まで働いてやるから、思う存分ぶつけてみなよ」
なんだかんだ言って盗み聞きって罪悪感ハンパないんだよな。だからボクは潔くその場を離れた。欲しいものはもう手に入ったしね。
っしゃあ、隊長の弱み二個目ゲット〜。