いきなりぼやき3


管「ああ苦痛だ苦痛だ。氷帝サイドは頭使うおー、三角関係なんて書かないで早くイチャイチャさせたいおー」

忍「そんなんやったら最初からこんなややこい設定にしいひんかったら良かったやん。」

管「・・・・・」

忍「・・・?」

管「ちょっと昔の話をしようか。昔と言っても大凡8、9年前の話だけど。」

忍「何や急に。」

管「時にはあ〜、昔のお〜、話を〜、しようかあ〜♪」(byくれないのぶた)

忍「へったくそな歌歌うなや。」

管「まあまあ聞いて。当時私と、私の友達は学生だった。
いっぱしの夢女子と腐女子とノマカプ厨全部足して3で割ったような奴等だった。
あ、勿論この話は許可を得て書いてるぞ。」

忍「今もそうやん。」

管「まあまあそれは置いといてくれ。兎に角当時も夢が好きで、特にジャンル問わず複数主人公物が大好きでな。お互いお勧めしあったりして、色々読んだものさ。

そしてある日、友人はとうとうサイトを立ち上げた。」

忍「・・・念のために聞いとくけど、そのサイトまだやってるん?」

管「まさか。とっくのとうに閉鎖して、影も形もなくなってるよ。そもそもサーバーがサービスを終了してるしな。
サーチ、ランク、全部抜けてるしリンク貼ってた他のサイトさんももう何処にも残ってない。だからこんな事が言えるんだけどね。
もう作った本人すらもサイトの名前を覚えてないけど、複数主人公のテニプリ夢小説サイトだった。ヒロインは何人か居て、その内の一人は忍足君、君が落ちキャラだった。」

忍「はあ。」

管「そしてね、其処の忍足君もヒロインじゃない子が好きだった。まあうちと違って相手はオリキャラじゃなくて他のヒロインだったんだけど。
それは良いんだ、設定として片思い、横恋慕から始まるって言うのは良く見かけるし、設定のとこにもちゃんと最初はこうですが最後は忍足君とくっつきます、って書いてあったから。」

忍「読んだん?」

管「読んだよ。来て良いってサイト教えてくれたし。普通に面白かった。
ただ、其処の忍足君はヒロインが頑張って君にアピールしていてもなかなか煮え切らない態度で、見てるこっちが可哀想になってくるくらいだった。
掲示板なんかでも、忍足ヒロインちゃん頑張れ!忍足ヒロインちゃん可哀想!なんてコメントがいっぱいあったなあ。

でだ。最後どうなったと思う?」

忍「俺が振り向いて終わるんやろ?」



管「いいや、振り向かないまま終わったんだ。」



忍「・・・・・え、それは更新止まってもうたん。」

管「ううん、ちゃんと完結したよ。完結したけど、君は振り向かなかった。

聞いてみたらね、考えたけどうちの忍足は他ヒロインちゃんを愛しすぎてしまった、みたいな事言ってて、後書きにもそう書いてた。」

忍「・・・最初と言うてたこと違うやん。」

管「そうね。まあ書いてる内に設定変わっちゃうことはある程度仕方ない事ではあるけれど、夢小説でこの落ちにします最後はハッピーエンドで結ばれますって書いてあったけど、蓋開けてみたら

他キャラ→←他ヒロイン←忍足←忍足ヒロイン

の図式が最初から最後まで変わらなかった。
トドメとばかりに忍足はこれからも他ヒロインを思って生きていきます的な事も後書きで書かれてて、これはもう未来のif話で結ばれるとかも無理ですねと思った。」

忍「せやろな。」

管「でもね、その子からラストに怒ってる?って聞かれたけど、私腹が立ったとかよりも、忍足ヒロインが可哀想で可哀想で悲しくて仕方なかったんだよ。
あんなにモノローグで忍足への思いを描写されてて、頑張れ、その思いは報われるから、って励ましながら読んでたのに、結局箸か棒に一瞬引っかかっただけで終わりって言うね。又文章が上手いだけに余計にしんどいんだよね。」

忍「・・・・・」

管「サイトを作って話を書こうと思った時にね、最初はオンリー立海の予定だったんだ。
でも初期設定を考えてる時にあの忍足ヒロインの事が記憶の引き出しから飛び出てきてね。
供養ってんじゃないけど、あの時に叶えられなかった話を、あの子が書かなかったのなら私が書こうと思って。
友達も頼むって言ってくれたしね。
勿論、うちの話はうちの話だから、その忍足ヒロインと主人公4は性格も設定も何も全然違うけど。
でも一応、あのヒロインの遺志を継いでいるんだよ、気分的には。」

忍「へえ・・・・」

管「だからどんなに書くのがしんどくったって、私は書くのを止めないぞ!
絶対絶対、全員の恋を成就させてやるんだ!どんなに遅筆で文章下手くそでもだ!」

忍「遅筆で文章下手くそなのは直しいや。」






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