Solicitation:2nd game 1
「さ、次々、さっさとしてよ。」
「次?」
「ドラフトよ。」
そうだった。
ルールを聞いた今、此処からさらに女子を選ぶのだ。
「・・・では仁王君、」
「お、譲ってくれるんか?」
「いえ、じゃんけんで決めましょう。」
「・・・さっき譲ってやったダニ、今度は俺に譲るっちゅう選択肢は、」
「ありません。勝負の世界はそんな甘い物では無い筈です。」
(駄目か)
あわよくば先手を譲ってほしかったのだが、仕方がない。
多分今、欲しいのは2人共同じなのだ。
「「じゃんけん・・・ぽん!」」
仁王が出したのはグー。
柳生が出したのはパーであった。
「私の勝ちですね。では黒崎さん、私のチームへ。」
「私?」
(やっぱりな)
そうくるだろうなと思った。
知ってた。
自分だって勝ったら一も二も無く千百合を引き入れるだろう。
「よっ。いっちょシクヨロ。」
「ん。まあなんで私選ばれたのか分かんないけど、」
「嘘を吐くな黒崎千百合。」
「ああん?」
「黒崎、お前は分かっている筈だぞ。何故自分が柳生に指名されたのかをな。」
「・・・・・・」
まあ。
正直、察しがつかないかと言うと嘘になる。
嘘になるけど、察しがつくと言うのも恥ずかしいから嫌なのだ。
「黒崎さん、此方としても申し訳ないとは思っています。ですが・・・」
「分かってるわよ。勝つ為でしょ。大丈夫よ、今日はあんたと仁王が優先なんだから、リーダー命令は聞くし。」
「有難う御座います。では早速、作戦を練りましょう。」
「ちゅうわけで、春日。よろしく頼むぜよ。」
「はい、よろしくお願いします・・・」
「ねーニオニオー!紀伊梨ちゃんはー!?ねー!紀伊梨ちゃんは此処に居ますおー!!ねえー!」
「ふふふっ。まあまあ五十嵐、ちょっとした冗談だよ。で、仁王。代表者は誰にするんだい?」
「それはもう決めてある。」
「決めてある?」
「ああ。向こうの出方も十中八九予想がつく。とはいっても、勝てるかっちゅうと五分五分じゃが・・・」
でも、策はある。
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