Solicitation:2nd game 2
(凄えな、柳生は)
丸井は素直に感心した。
今のこの布陣。
完全に柳生の読み通りである。
『・・・と、いうわけで。幸村君の居るチームに、黒崎さんを渡すわけにはいかなかった、という事です。』
『うむ、妥当だな。』
『と、すると逆にこちらの代表者は黒崎だな。幸村が手出ししにくい。』
『・・・・・』
『そんなぶすくれんなよー。』
『ぶすくれてないわ。』
自分の彼氏が自分の事大事にしてくれているというのに恥ずかしいから逆に不機嫌になる。
丸井は千百合のこういう所が男子っぽいと密かに思っている。
『しかし、そうすると幸村は何をするのだ?』
『おそらく、露払いでしょう。黒崎さんに手出しできないとはいえ、遊ばせておくような事は出来ません。幸村君と、援護に1人。桑原君か五十嵐さんか、そうですね・・・恐らく桑原君が援護につく形で、真田君と柳君の相手を引き受けるでしょう。』
『俺と柳の相手だと?』
『ええ。はっきり言いますが、柳君と真田君が相手となると、代表者が誰であろうと、そう長くは逃げられないでしょう。それは向こうも承知の筈です。』
『だから、それならいっそ幸村にディフェンスを全面的に任せて来ると・・・そう読んでいるわけだな?』
『ええ。あくまで私の見解ですが。どうでしょう柳君?』
『良い推測だと思う。その通りになる確率は高い。しかしそうだとすると、逆に向こうのオフェンスに対するディフェンス要員がーーー』
『ええ。代表者の黒崎さんは外すとして、真田君と柳君は幸村君のお相手をすると。
残るは私と・・・』
『・・・俺?』
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