Rare holiday 1
今年の。
夏休みは。
「練習。」
「大会〜。」
「部活かなっ!」
「知ってたー!!!」
頭を抱える内川に、可憐達3人は苦笑する。
「うう誰も・・・誰も遊んでくれないなんて・・・!」
「ううん・・・別にお休み無いわけじゃないけどっ。」
「被らないんだよね〜。私達皆夏大ある部活だし〜。」
「大会終わったら本腰入れて宿題とか片づけないとだしね。」
「うぐぐぐぐ・・・」
部活に入れ込んでいる、特に夏休み中になんらかの見せ場が用意されているものにとって、夏は勝負所。遊ぶのは後々!な上に部活までばらばらとなるとスケジュールをすり合わせるのは結構厳しい。
「あっ!じゃあ、皆の大会全部終わりきった頃に遊ぶってどうかなっ?」
「それは出来るかもだけど、実際問題いつになるって言われるときつくない?」
「もう殆どお休み残ってないよね〜。海とかなら行けるかもだけど〜。」
「お祭りのタグイとか大体終わってるよなー!あーあ・・・」
「まあ、イベント系っていうか日付が決まってる系の事は諦めないと。」
「同じ部活の子とだったら遊べるしね〜。」
「そうそうっ。別に一切遊べないわけじゃないしっ。」
・・・とはいえ、内川の気持ちもわかる。
別に可憐達だって遊びたくないわけじゃない。夏を満喫したい気持ちは皆持ってる。
お祭りとか海とか、田舎の祖父母の家とかアウトドアとか。
室内プールはあるって?
ああ、うん。そうね。その夢だけは今すぐ叶うね、何故かね。
(同じ部活の子、かあ・・・でも結局皆忙しいんだよねっ。)
多忙な部活人間にとって、貴重な休みなのはお互い一緒である。
どう使うかどうしても慎重にならざるを得ない所。
そして慎重になりすぎて、結局大した使い方出来なかった・・・みたいになるのも、まあ多忙な人間あるあるとも言えるかもしれない。
ただ。
本当にアクティブで賢い人間という奴は、この「無為な休み」と言う奴を許さない。
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