カルデア日記


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最近、マシュが不機嫌だ。
わりとわかりやすく拗ねていて、たぶん、私に怒っている気がする。
でも身に覚えがない。
どうしようどうしよう。
ただでさえひとに嫌われるのは嫌なのに、それがマシュだなんて。
絶対嫌だ。
私、本当に何したんだろう。
マシュとはちょっと他人行儀だけど、けっこう良好な関係を築けていたと思っていたけぢ、それは私の勘違いで、ただ私が今更気づいただけ……いや、そんなことはない、たぶん。
そうだと願いたい。

とりあえず、ということでロビンフッドさんに相談してみたんだけども。
別に嫌われてるわけではない、とか言って言葉を濁され、
とにかく、俺の口からは何とも、とはぐらかされた。
嫌われてるわけではない、という言葉を信じるなら一安心だけど、それならなんでって話だ。
……生理? サーヴァントにもあるの?
そうじゃないにしてもデミサーヴァントになった影響で情緒が不安定、とかはありえるかも。
私にできることなんて限られてるけど、ダメはダメなりにマスターとして(先輩として!)、マシュにできることを考えてみよう。
それにしたって、あんな気まずそうっていうか複雑そうなロビンフッドさん初めて見たよ……。
おやすみ。

予兆


マシュの悩みをババッと特定してかっこよくスマートに解決……なんてそんなことができるはずもない。
といって直接当たってくだける勇気は私にはないわけで。
ひとまず遠回しに事情を探ってみることにした。

けど、まあ、その聞き方が難しくって、悩んだ挙句、「最近どう?」なんて言って盛大に失敗した。
最近どうってなんだ、いつも一緒にいるのに。
というか、知り合って一か月もしないのに最近もなにもない。
本当はもっと上手くやるはずが、マシュを前にすると頭が真っ白になってこんなことになってしまった。
考えたら私からマシュに話しかけたのって、これが始めてかもしれない。
うわ、情けない。つらい。
マシュが本当に優しいなと思ったのは、失敗して頭を抱えたくなってた私を、怪訝な顔一つせずフォローしてくれたことだ。
たった今、絶好調になりました、と言ってにっこり笑ってくれて、何度でも言うけどマシュはめちゃくちゃいいこだなって。
私ももうちょっとちゃんとしなきゃなあ。
おやすみ。

話しかけて


ダヴィンチちゃんから4人目のサーヴァントを打診された。
FGOのアップデートができそうだから、と言っているけど、私の予想が正しければ、私の様子や限界を見計らっている気がする。
カルデアのサーヴァントは現在、マシュ、ジークフリートさん、ロビンフットさんの3人だ。
セイバーとかアーチャーとか、サーヴァントのクラスによる相性があるらしい。
これはポケモンで言うタイプみたいなものだと思う。
その相性の影響が思ったよりも大きくて、3人だときついときがある。
特にアーチャー戦。
マシュに弱点クラスがないのはありがたいけど、主線力のジークフリートさんがうまく機能しなくて、厳しい戦いになることが多い。

当然、最善手はサーヴァントをすべてのクラス揃えることなんだろうけど、不安もある。
今いるひとたちとでさえ、上手く付き合えていないのに、人数が増えたらどうしていいかわからない。
人間関係って一人増えたらひとつ増えるんじゃなくて、すごく多角的に、それこそ等比的にっていってもいいくらいに増えていくと思う。

人好き合いと言えば、マシュはあれ以来、2日もしないうちにまた膨れっ面をするようになってしまった。
私が話しかけても前みたいに気を遣わせてしまいそうで、今はそっとしている。
ロビンフッドさんに聞いても苦笑いで流され、ジークフリートさんには話しかけることはできないし。
いや、話しかけたことがないことはないんだけど、それも事務的な会話でいっぱいいっぱいだ。
何で彼はあんなに美人さんなんだろうなあ。
ロビンフッドさんに聞いたら名だたる英雄サマですからねえと言われた。
……まさか英雄みんなジークフリートさん並みとか言わないよね?

今でさえこんな感じなのに、もっと人が増えたらどうなるんだろう。って。
正直、不安も抵抗もある。
でも、増えても増えなくてもどっちにしろ周りの人に迷惑をかけるんだったら。
それならどうせならって考え方は、ちょっとずるいのかもしれない。
明日、ダヴィンチちゃんに話してみよう。
おやすみ。

クラス


女神がやってきた。
ダヴィンチちゃんやマシュもめちゃくちゃ綺麗だけど、そういう意味じゃなくて、本物の女神だ。
女神を現界させようだなんて、面白い人ね。
ソースはこの出会い頭の口上である。
間近で微笑まれて私の心臓がちょっと止まったのは、言うまでもないことじゃないかなと思う。
ロビンフッドさんにやばいですねと言ったら同意してもらえた。

冷静になったはずの今でも、未だに彼女が、ステンノさんがなんなのか、正しく理解できていないと思う。
自分の日記のはずなのに、ステンノさんなんて呼んでいいのか躊躇うレベル。
いったいどんな女神様なのかを説明すると、なんていうか、美しいという言葉すらチープなものに聞こえる。
容姿、っていうか、存在、神性? を、言葉で表現できるのか、ちょっとわからない。
例えば歴史に名を残した小説家のひとなら、見合う言葉を探し当てられるのかな。
もしもその手のサーヴァントを召喚することができたら聞いてみたい。
まずそのひととそんな会話できるようにならなきゃいけないんだけど。

さて、とんでもなく神々しい(って表現がマジで女神なステンノさんに合ってるかは置いといて)ステンノさんをサーヴァントとして行使する力が私に(よりによって、この私に!)あるわけもなくて。
ほんと、勘弁して欲しい。
泣きたい。
プレッシャーで胃が痛いけど、明日はステンノさんを含めた初陣だ。
早く寝て明日に備えよう、おやすみ。

女神


レイシフト自体は人数が増えたのに全く問題なく、今まで通りにすることができた。
さすがダヴィンチちゃん。
稼働前はやっぱり未曾有のトラブルがあるからって反対してたひとたちも、ここまでくると安心したみたいだ。
私のせいでそういう諍いが起きてたので、心配ごとがひとつでも少なくなったなら良かった。
ただでさえ、私はトラブルメーカーなので。
あとは私が気を抜かずに、ゲーム形式だってことに感覚を狂わせないでやればいいだけだ。
頑張ろう!

そういえば、一日経ってから気づいたんだけど、昨日初めて会った時、ステンノさんに「あなた、お名前は?」って聞かれて、緊張しすぎて「名乗るほどのものでは」とかなんとか答えてしまったけど、これ、失礼じゃないかな……。
形はどうあれ、質問に答えなかったわけだし。
心配になってきた、どうしよう。
うん、まあ、これは過ぎたことなので、この際割り切ろう。……割り切れるかな。
そんなことよりどう接すればいいのかって話だ。
女神すぎて話すどころか近づけないよ。
視界に映るのも恐れ多いんだけど、どうしろっていうんだ……。
寝ながら考えよう。
おやすみ。

対策


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