Memo

マイク

かすみ草が好きなのと
出会った頃に花束を
愛おしそうに抱きながら
彼女が言っていた言葉
思い出して立ち寄る花屋
花束抱え帰路につき
不思議そうな彼女に渡した
理由を告げると首を傾げて
「そうだったっけ?」と笑う
君が愛おしそうに
花束に顔を埋めるから
もうそれでいいや
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相澤

溜まり溜まった報告書
がくりと揺れた頭を振って
無様に打たれた文字を消す
再び瞼が落ちかけて
気付くと宙に浮く体
慌ててしがみついたのは
彼のくたびれた部屋着
「いい子だから寝なさい」と
先生のような物言いで
物憂げ顔の彼が言うから
連れてってと目を瞑り
彼の首に手を回す
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相澤

「絞め技の練習台になって」
「大人しくかけられておけばいいのか」
少ししたら返していいよと頷く彼女
大人しく手を取られ
決められたのは腕十字
手が柔らかいものに挟まれ
思わず足をかけ即座に技を返してしまう
組み敷いた彼女は笑って負けたと宣言したが
あまり勝った気がしない
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マイク

台風の中避難誘導
ワックスは雨に流され
濡れ鼠のままの帰還
「SoooBad…カッコ悪ぃ」
ブーツの中の雨水を
ひっくり返して捨てつつ嘆く
彼の背中が煤けてる
「そう?髪下してるのも恰好良いよ」
「Huh?何?」
彼の頬が少し赤らむ
かけた声は風に消されて
多分聞こえていないはず
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飯田

足技を綺麗に決めたいと
彼にフォームを見てもらう
「これでは足首を痛めるな」
彼の手が高く上がった足に触れ
バランスを崩して胸を押し付け倒れこむ
抱きとめた彼は固まり頬を真っ赤に染めて
ロボットさながらギクシャクしながら
どう責任を取ればと呟いた
彼の尺度は少しおかしい
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マイク

会える時間が増えるから
そう言い共に暮らしてみたが
彼に会えずに1週間
入れ違い、彼の温もり残るベッドに
噂のサメのぬいぐるみ
背びれに言伝のメモ
「おかえりHoney*
俺の代わりに置いておきます」
忍び笑いで抱きしめる
彼も抱きしめ眠ったのか
仄かに彼のコロンの香り
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相澤

仕事の最中見上げる夜空
隣に立つ黒ずくめのヒーローが
今夜は流星群が見れるらしいと呟いた
「願い事し放題だね」
「お前は何を願うんだ」
まっすぐ見つめる黒い瞳
私の願いはただ一つ
彼が無事でありますように
教えてやるのも癪なので言う
「同僚がご飯を奢ってくれますように」
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マイク

「愛してるよHoney*」
「うん、私も」
そうじゃないという顔で
不満げになった彼の
頬を挟んで膝に乗る
きょとんとした彼の
耳元で甘く囁き返すと
彼が顔を覆って突っ伏した
沢山愛を囁く彼と
たまにしか言葉にしない私
一言でこんなに喜ばれるなら
もう少し言葉にしてあげよう
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相澤

時計を見たら昼過ぎで
「良く寝てたから止めといた」と
寝癖のついた髪を触る彼女
「お前な…」
ため息をついた俺に苦笑して
ごめんごめんと謝ってはいるが
多分悪いと思っちゃいない
彼女が眺める中食べる遅い朝食
美味しいかと問う君に
つられて穏やかに笑う
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マイク

彼には小さい私のベッドで
丸まるようにして寝るその上に身を躍らせる
「もうちょっと優しく起こしてくんない…」
嘆く彼の頬にキスをして笑う
夜には帰ってしまう彼
今回の忘れ物はベッドサイドの腕時計だった
来週はこれを届けに私が行こう
会いたいのは私も同じなのだから
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