2026/03/26 - イオン様ってさぁ〜〜
私イオンは好きなんですけど、厳しめの対象でもあるんですよね特に一番納得いかないというか気に入らないのは彼の最期で、アニスのために惑星預言を詠んで挙句ティアの障気を持っていく死に方
あれが一番理解できないってか気に入らない
だってイオンって導師という立場なんですよ
ヴァンという大罪人を出し、神託の盾の大半が離反し、これからは預言に頼らない生き方をしましょうってなった時に導師が死んだら教団どうなります?
残された人たちはそりゃあもう阿鼻叫喚でしょう
イオンにとって自分を慕う数多と居る信者よりアニスの方が大事なの?
そりゃ人間誰しも優先順位はあるし、その他大勢と家族を比べたら家族を取る人が大半でしょう
けれどイオンは見ていた筈なんですよ、自分を慕ってくれるたくさんの信者のことも、導師という地位の重さも理解していたはずなんです
その人たちのことがちらとでも頭を過らなかったのかな、とか
結局導師としての地位はイオンにとってどうでもいいものだったんだろうか、とか
最終的に一番親しかったアニスを優先するのはまだ解るけど、イオンだって戦えるのに?
人質を取られたアニスが動けないのは仕方ないとしても、大勢の兵士に囲まれていた訳でもないのに何でイオンは抵抗しなかったの?
ぶっちゃけて言うならあのシーンはティアの障気を何とかするために悲劇的にイオンを退場させたライターの都合にしか見えない
最期のシーンでルークに自分の代わりはたくさん居るっていう気持ちは理解できる
きっとそんなことないって言ってほしかったんでしょう
自分の友達はイオンだけだって、そう言ってほしかったんだろうって
それだけルークという友達が出来たことが嬉しかったんだろうって
じゃあ惑星預言を詠むと決めた時に、ルークの顔はちらりとでも過らなかったんだろうか?
何とかアニスと家族を助けて生き残ろうとするルートを模索したりしなかったんだろうか?
まだ二年しか生きてないイオンに酷なことを言っているのかもしれないけど、本当に理解できない
アビスって冒頭こそキムラスカは厳格な身分社会のある世界観だよと主張する癖に、その実感情論が最優先の世界じゃないですか
結局あのシーンもイオンの感情が最優先された結果なんだろうけどさ
年を取ってから思い返すと、イオンの人物像が昔とがらりと変わる
イオンは導師という地位に何ら責任感を持っていない人物だ、としか思えなくなる
そもそも詠師会に反対されたのに教団を抜け出してジェイドに同行している時点でそうなんだけども
だってきっといろんなお仕事あったよね
急に姿を消したら信者の人達も心配するよね
実際導師が大詠師に監禁されてるって、信者の人達は暴動を起こしたわけでしょ
慕われてるじゃない、その人たち全員置いていったんだよ、イオンは
つまり自分の正義漢のためだけにイオンは信者達を見捨てて飛び出していったってことになる
それも導師の地位を振りかざす割には詠師会達が認めた公務ではない
それって最早私用だよ、私用で和平の仲介なぞすなという話よ
まだ二年しか生きていないせいで製作者であるヴァンやモースに逆らえず
けれど自分の感情の発露が見え始めているから正義感にのっとって行動し
しかし人生経験の浅さから周囲の評価や自分が起こした行動がどのような結果に繋がるかを予測することができない視野の狭さがある
つまりこういうことなんだろうけど、それでもあの最期のシーンは納得いかないなあ
どちらかと言えばこれ以上アニスの汚いところを見たくなくて、先行き不安な教団の導師という地位の重さに耐えきれなくて、せめて綺麗に見える死を選んだと言われた方が納得できる
そんなずるい自分も自覚してるから、せめて最後に自分はルークにとって良き友達であると言ってほしかった、みたいな
でもこれだとイオンが善人ぶった小物みたいになっちゃうのでそれはそれで嫌になりそうなんだよな
ここに教団の資金繰りのために実は陰で身売りをさせられていて、それが嫌で死にたかったとか設定付け足された方がまだ心情的にも仕方ないよねってなるんだけどね
イオンはとても優しく慈悲深い導師として慕われていたけれど、その心根は私達と変わらない等身大の人間だったんだなってね
うん、それはそれでイオンに対して酷いこと言ってるね
そんなんだからこれからもイオンは私にとって厳しめの対象で、同時に好きな存在だから断罪じゃなく救済の対象でもあるんだね
終わろ