ありすとコナンは煙のほうへとがむしゃらに走る。
暗く深い森は、出口の見えないこの心境を表しているようで、ただ強まる焦燥感を感じていた。
どのくらい走っただろうか、急に視界が開けた先に——
人だかりと、屋根まで紅く包まれた山小屋があった。
嘘、でしょ…
絶句して立ち止まったありすの視線の先には、山小屋へ駆け寄るコナン。
「くそっ!」
「あ、ダメダメ近づいちゃ!!」
な、なにか…
「離せ!!中に…中にまだ友達がいるんだ!!」
「ええ!?」
なにか手は…
「離せよ!!…元太!!光彦!!灰原!!歩美ぃ!!」
その時だった。
「はーい!コナンくーん、ここだよー!」
ありすとコナンが声のほうへと振り向くと。
そこには、笑顔で手を振る歩美ちゃん、元太君、光彦君がいた。
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