「とりあえず、ラジオ体操をします!」

そういうとなぜか、杏ちゃんは紙とペンを持ってテーブルに座った。



 黒猫は夢を見る 9




「ちゃんちゃかちゃちゃちゃちゃ...」

突然ラジオ体操第一の前奏を歌いながら、杏ちゃんは白紙にスラスラと罫線を描いてゆく。

あっという間に複数のマスができたかと思うと、そこに今日以降の日付を加えはじめ、よく見るカードができあがった。


「はい、これ、れいくんのカードね」

そう手渡されたカードには、名前の欄にれいくんと書かれており、その横には可愛らしい猫のマーク。


「皆勤賞だと、何かもらえるの?」
「うーん、それじゃあ…



 ちゅーるとか食べてみる?」


いたずらっ子の杏ちゃんは、素知らぬ顔で突然とんでもないことを言い出すから本当に困る。



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