あれも書かなきゃ!これも載せなきゃ!
あー!まとまらない!!



オフィス街のカフェ
Paradox番外編 (大学生のありすと、FBI赤井さん)




事務所の側にあるカフェ。ありすは目の前のキーボードで何か打ち込んではdelete連打...を繰り返していた。
今週末までの実験レポートは、時間に余裕があるものの、なかなか骨太な課題となっており、ありすはこうして大学の講義の合間を縫ってはノートパソコンとにらめっこしていた。


「...よし、すこし進んだ」

実験条件をリストにまとめ終わると、ちらりと腕時計に目をやる。約束の18時を20分過ぎてもまだジョディが現れる気配はない。
仕事立て込んでるのかなぁ、なんて呟きながら、氷が溶けて少し薄くなったミルクティーに手をのばしたとき。


「あ、赤井さん?!」

斜め前の席に、何食わぬ顔の赤井さんが座っていた。


「い、いつからそこに...?」
「さっき来たとこだ、食事に行くぞ」

赤井が残りのコーヒーを呷って席を立つと、ありすは思わず声をあげる。

「えっ、私ジョディと約束が...」
「ジョディは出動がかかった、待ってると日付変わるぞ。それとも食わずに帰るか?」
「い、いく!」

ありすは机に広げた荷物を鞄に押し込むと、赤井を追いかけ助手席に乗り込んだ。





「それにしても、ありすは器用だな。ぶつぶつ喋るだけでは飽き足らず、怒ったり笑ったりしながら文章書くなんて」
「...!!赤井さんやっぱり見てたんだ!声掛けずに眺めてるなんて悪趣味!変人!!」
恥ずかしさで噛みつくありすを宥めるように、赤井は頭をポンポンと撫でる。

「あー、また子供扱いしてるー!!」

撫でられたとこを抑えてぷりぷりと怒るありすを無視して、赤井は何を食べるかと問いかけた。



「うーん...肉!赤井さんの奢りでがっつり肉食べれるなら許す!」

しばらく唸り、勢いよく言い放ったありす。そんな姿に赤井はフフッと笑うとサイドブレーキを下ろす。
どうやら俺はこの娘をつい甘やかしてしまうらしい。



「...お嬢様の仰せのままに」


やった!と喜ぶありすを横目に、赤井はアクセルを踏み込んだ。



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