献盃


�@下衆の出会い





ーーー困った。人生の岐路に立つとはこういう事を言うのだろう。

父がロケット団に拉致されて数ヶ月。私が働くニビシティの科学博物館に一本の電話が来た。父親を助けたくば組織が勧めている研究に協力しろと。警察に通報すれば父親の命はないと脅されて、私はなすすべなく職場を休職し、悪の組織の仲間入りを果たしてしまった。

ロケット団のアジトはいくつかあるようで、父が捕まってるアジトに勿論配属される訳がなかった。研究者の私は普通の下っ端団員とは違ってユニフォームも自由だったし、研究する為の部屋も設けられてはいるが、父の居場所に繋がるものは何もなく。

研究室には監視カメラで見張られており、不審な動きをすればすぐにバレてしまう。その状況がもう、数ヶ月は経っている。研究の進捗をあからさまに遅くしても怪しまれるだけだし、完全にお手上げ状態の私であったが、不覚にも心を揺さぶられる男に出会ってしまったのだった。

「研究は上手くいってるようだな」

「はい。進捗はこの通りで」

一度だけボスに面と向かって会った事がある。名はサカキ。最初は父を攫った悪魔め!と恨み辛みしかなかったが、流石は悪のカリスマ。人心掌握の天才というか、たった30分程しか喋ってないのに私はあっという間にボスの虜になってしまったのだった。
それから定期的にこうして連絡が来る事だけが楽しみで楽しみで、口元が緩みっぱなしのまま心を弾ませる。ポケギアから聞こえる、渋めの低い声に私は自然と頬が紅くなってしまう。

「お前の才能には驚くよ。見込んだ通りだ」

「すぐに完成させてみせます……!」

ーーーあぁ、サカキ様。
今日も渋いボイスで格好良かった。
攫われた父を一刻も早く救出しなきゃいけないのに、私は何を呑気に敵のイケオジに浮ついてるんだか。しかし、致し方ない。父を探そうにも、手掛かりが全くないのだ。

「ボスはきっとご満足して頂けるかと思います!今暫しお待ちを」

「フン。期待しているぞ」

プツンと回線を切られた余韻に浸り、ポケギアを胸に置く。あぁ、研究物が完成したらボスの目の前に持って行けるかしら。その時またお会いできるといいなぁ、なんてまさしく恋する乙女のお花畑脳内は留まる事を知らない。
そう、気分は束の間の天国。しかし、とある男の一言のお陰で、そこから呆気なく地獄に墜ちてしまった。

「連絡は済んだかい?」

「!?……だれっ」

研究室には私一人しかいないはず。
バッと後ろを振り返ると、下っ端団員の格好はしているが、アジトではあまり見たことのない赤髪の男が腕を組んで立っていた。その表情は大胆不敵な笑みを浮かべている。

「下っ端たちは何も知らないようでね。ボスと繋がっていそうな君なら情報を持っていそうだ」

「!……(この男、確か)」

よくよく顔を見ると、テレビ中継で見たことがある。
確かセキエイリーグの四天王の一人。ドラゴン使いのワタル。何故こんなところに?

しかし、事態は待ってくれない。そうと分かればこの場は逃げの一択しかない。マトモに戦っても無駄にポケモンを弱らされて、捕まるだけだ。
逃げる事だけを一心に考えて、私は幼い頃から父から預かった相棒2匹を繰り出した。

「悪いが手加減はなしだ。カイリュー、はかいこうせん!」

「ウインディ!リザードン!お願い!」

炎のうずを出すリザードンの背に乗って、間一髪でカイリューのはかいこうせんを避けつつ(人に向かって出す技じゃない)、ウインディの煙幕で研究室を後にする。
あぁ、技をもう少し軽くできれば研究物や資料を消し炭にせずに済んだのにと後悔したが、相手はあのワタルだ。とにかく私は、その場を逃げる事で精一杯だったのだ。


□□□□□


私がいたアジトはハナダシティから遠く離れた郊外にあった。アジトにいる時は昼夜の感覚がちぐはぐだったもので、まさか今がこんな真夜中だったとは思わなかった。今はオツキミ山が近くに見えるから、きっとここは麓なんだろう。
何とかアジトからは脱出できたはいいが、リザードンで低空飛行して逃げ続けても目立ってどこかで足がつく。相手にはカイリューがいる。そのうち追ってくるかもしれない。

ーーーどうしよう。

とにかく様子を見て、タマムシシティのアジトに行けば報告できるんだけれども。新参者の私には残念ながらタマムシシティのアジトが何処にあって、かつポケギアの番号も知らない。リザードンから一度降りて、ふらふらと少し歩き続けると、岩陰の奥に小さな洞窟の穴があった。よし、ここで少し隠れて考えなきゃ。

リザードンをボールの中にしまって、再びウインディを繰り出す。物音や人の臭いがあれば賢いこの子ならすぐ気がつく。もう1ぴき、ダグトリオも繰り出して、洞窟の奥まで念の為避難用の経路を作って貰っておいた。

「しばらくここで休むわ。人の足音聞こえたら教えてね、ウインディ」

「ガウ」

「ダグトリオも、できるだけ奥を掘り進めて、暫くしたらまた戻ってきて」

秘伝技・フラッシュを覚えているポケモンはいない。だからそこら辺に落ちてた太い木の棒を何本か拾って、ウインディに火をつけて貰った。

真っ暗な洞窟の中で、ぼうっと光る温かな火を見つめる。

頭の中で状況を整理する。あの男は下っ端達は何も知らないようだと言っていた。あの様子だと私の研究室に入る前に何人か締めたのかもしれない。ということは、つまり味方か?
父を探すにはこれ以上ない頼もしい人物かもしれないが、サカキ様はこれをどう思うか。やはり裏切ったと言って即刻父を手に掛けるかもしれない。

でも研究物はさっきのバトルでもしかしたら台無しになってるかもしれない。サカキ様はさぞお怒りだろう。アジトに一度戻るか?いやあの男と鉢合わせしないとも限らない。

ーーあぁ、私はどうすれば。


「ガウ」

「!……どうしたの?」

命令に忠実な相棒が誰かの気配に気づいたらしい。ウインディの後ろに隠れて、洞窟の入口の方を見張る。いつでも他のポケモンを出せるようにボールを用意しながら、近くなってくる足音を待った。

「すんません。だれかいませんか!?」

「!……」

団員の下っ端のようだ。確かアジトにいた時に何度か聞いた事はある若い男の声で、気が少し緩む。声だけはどんなに変装しようと無理なものがある。あの男ではない事は確信はしたけれども。

「すんません、助けてくれませんか!?ボスに至急報告しなきゃいけねェことが……でも連絡する手段がねえんです」

「……(どうしたらいい?どうすれば……)」

正直怪しい気もしたが、ボスへの報告が怠るのも困る。私だってボスに色々と報告したい事はあるが、今は何よりもあの追手の男を撒く必要がある。一人でいるよりかは協力して貰えれば、まだマシかもしれない。

「此方よ」

「あ!助かった!」

私の声が洞窟内で反響すると下っ端は此方に近づいてきたのだが、妙に足音が増えた気がしてその時初めて後悔した。
あの男が下っ端の後ろから尾けて来てたとは知らなかったのだ。

「カイリュー、でんじはだ!」

「ぎゃあああっ!」

下っ端が思いっきり電気を浴びて倒れた哀れな様を見て、私は咄嗟にモンスターボールを繰り出そうとしたのだが。いつの間にか私の足元に絡みつく何かのポケモンに手を噛まれてそれは阻まれてしまう事になる。

「な……っ」

「見つけたよ。さぁ、観念して話して貰おうか」

既に下っ端団員と同じ格好はしておらず、その男はテレビ中継で見た時の黒いマントと独特な紺のスーツを着ていた。
光もないこんな暗闇の洞窟じゃ、正義か悪かも分からぬまま、私はこの男に何一つ歯向かう事が出来なかった。



□□□□□



ぐるぐると私の身体に巻き付いてきたドラゴンポケモン、ハクリュー。ポケモンが巻き付かれた光景はいくらでも見たことあるけど、実際に自分が巻き付かれる側になるとは。凄く強く締め付けられてる訳ではないが、だからと言って動けるわけでもなく。
それに案外重い。これじゃあ、いくら抜け出したとしてもすぐのしかかられてしまえば溜まったもんではない。

そんな縛られたマヌケな私を、目の前の四天王の一人は岩に腰を下ろして、鋭い目つきで睨みつけてくる。たった一つの焚き火の明かりだけが頼りで、ぼんやりと男の表情を照らす。それが尚更不気味さを醸し出していた。

「君はいったい何の研究をしてる?ボスに言っていたそろそろ完成するものというのは何なんだ?」

「………」

「答えないつもりか?」

この男の真の目的が分からない。
何で単身でロケット団に潜入してきたのか。それが分からない。普通に考えれば味方な気もするのだが、そう見せておいて違った時は後の祭りだ。
余計なお喋りは隙を見せてしまうと思いだんまりを続けるも、ぐっとハクリューの縛りがきつくなる。

「答えないのは君の自由だが、さっきのアジトが壊滅した事をボスに知らせなくていいのかい?」

「(壊滅って)………さぁ」

じゃあ私の研究室に来た時は既に、他の団員達は全員締めた後だったのか。団員の中には結構な手練もいたのに何て奴だ。流石四天王の実力は伊達ではない。
白を切り続ける私にこの男はまだ冷静だった。

「……ボスに気に入られたいんじゃないのか?」

「っ」

サカキ様の事を言われて思わず動揺して目を逸らしてしまう。
連絡している時の私の惚けただらしない顔。あれを一部始終見られてたと思うと顔から火が出そうになる。すると、私の反応に確信がいったのか、下っ端ですらあまり知らないボスのお名前をこの男は口にした。

「ボスっていうのは、サカキだな?」

「……知らない」

絶対言うもんか。
以前幹部からもサカキ様の事は絶対名で呼ぶなとも言われていた。だから、彼の名は数える程の人間しか知らないはずなのだが。

「ハクリュー」

「あぁあぁっ!」

ビリビリと焼き付くような刺激が足の先から頭の先までを突っ走った。たった数秒間だったが、全身の力が抜けてしまい余計にハクリューの縛りがきつくなる。
ダメ。これはずっとやられると意識が……。保てない。

「これ以上手荒なマネはしたくないんだ。だが俺も、気が短い方でね」

「こっ、殺したい、ならっ……殺しなさいよっ……んぐむっ!」

「それだと二度手間だろう?君がその口を滑らせてくれれば無用な問答もいらない」

煽って叫べば黙れと言わんばかりに両頬をその大きな手で掴まれる。目を逸らすなと無理矢理上を向かされて、暗くてもわかる。冷たく無慈悲な視線が槍のように刺さってきた。
ラクになれるのなら是非ともなりたい。が、この男の思う通りに事が運ぶのがとにかく嫌だった。

「はぁっ……!いやっ、離して……!」

「答えろ」

「ひ」

私達の押し問答に気づいたのか、さっきカイリューの電磁波で倒れた下っ端が目を覚ましたようだった。男はすぐに振り向き、逃げようとする下っ端を追いかける。

「悪いが君には暫くここに居てもらうよ」

ハクリュー、まだそのままでいろ。

嫌ほど主人の命令に忠実なポケモンだ。少しくらい、抵抗してくれてもいいのに。一向に緩めてくれないその縛りはまるで呪いのようだった。



□□□□□



目が覚めた下っ端が言うには、確かに私がいたアジトは壊滅させられ、サカキ様は既にそれを知っておりその後、幹部でも行方が分からなくなったらしい。
男はまた私の元に戻って来て、やっとハクリューをボールにしまうと、洞窟の出口を塞ぐように仁王立ちをした。ハクリューの縛りのお陰で、麻痺した私がもう一歩も動けないと判断したんだろう。

「そ、んな……」

「で?愛しのボスが行方を晦ましたんだ。心当たりは?」

「……。流石に、私もそこまではわからないわ」

もう愛しいという突っ込みたい点はスルーしよう。それよりサカキ様、いったい何処に行かれたのか。

あの下っ端君だって何処に行ったのか。逃げられたのか、それともまたコテンパンにこの男のポケモンに倒されたのか。可哀想に。此方だって助けてあげたいのは山々だがこの状況では助けようがない。

ーーーあぁ、忌々しい。
この男さえいなかったら。

「どうして、ロケット団なんかに入ったんだ」

「居場所をくれるからよ、ただそれだけ」

またハクリューに縛られたくはない。
できるだけ答えられる事は答えた方が男の機嫌を損ねないだろう。適当にそれっぽい事を答えて時間を稼ぎたかった。
男の方はそんな私の投げやりな雰囲気を察したのか、ふーっと溜め息を吐くと少し呆れた声色で話し出した。

「……違うな。最初は君のお父さん、カツラさんを助ける為だったんだろう?」

「!?……な、んで、」

まさか父の事を既に知っていたとは。
いや、冷静に考えれば当然か。ジムリーダーが行方不明になったと聞いて、四天王のこの男が助けに行ったとなれば納得できる話だ。
あ、やっぱり味方だったのかと、今まで無意味なやり取りしてごめんなさいと謝ろうかと思ったのだが、次の言葉でそれは成さなかった。

「救出されたカツラさんからの極秘の依頼でもあったんだよ。娘が未だにロケット団に取り込まれてる、とね。だけど研究室のあの様子じゃ、君は組織から早く足を洗いたい感じでもなかったね」

「……それは」

図星だ。
この男は私をよく見ている。

多分、私とサカキ様のあの通話を見てなかったらここまで尋問される程ではなかったんだろう。この男の中で私という人物像は、ボスとの遣り取りを見て恐らく悪党側だと踏んだんだ。

ーーーだったら。

「………あなたは私をどうしたいの?警察に逮捕させたいならさっさとしたら?」

「カツラさんから警察には事前に連絡が行ってるんだよ。君がロケット団にいる理由も含めて、ね。俺が受けた依頼は君の救出だけだから」

流石は父。抜かりなく事前に警察に連絡してくれたのは有り難いが頼る相手がこの男とは人選ミスだ。
平気で人にはかいこうせん向けてくるし、ハクリューで拘束して麻痺させるって下手したら傷害罪で立件できるのよ。

「じゃあ、早く帰らせてよ」

救出だけならこんな風にハクリューで縛る必要なんかないじゃない!と抗議しようとしたが、ぐうの音も出ない答えが返ってきてまた振り出しに戻る。

「ダメだ。解放したら君はボスか別のアジトを探しに行くんじゃないのか?そんな可能性のある奴をみすみす解放にはできないな」

「……」

そこまでお見通しとは。何も言えない。

すると仁王立ちしていた男は近寄ってくると、片膝つけて私の両肩に手を置き、目線を合わせて真剣な眼差しを向けてくる。いかにも正義を絵に描いた顔で、困ったヤンチャな男の子を諭すかのように。私にはそれが、何故か偽善者に見えてならなかったのだった。

「ちゃんと綺麗に足を洗うんだ。そしてまだ、君は研究の情報を持ってるはずだ。今、素直に警察に提供すれば、ロケット団での一切合切の罪は問われないよ」

警告してくれるだけ、有り難いのであろう。
あぁ、この男はできたオトナだ。本当なら「はい、わかりました」と言って素直に従えばハッピーエンドなんだろう。男のここまでの苦労も報われるのかもしれない。
でも、私にはその差し伸べられた手は、どうしてだかずっと汚く映るのだ。理由はわからない。だけど何だかずっと、ざわざわとした違和感が拭えない。

「嫌よ」

それに今更、サカキ様を裏切れない。
父には申し訳ないが、私は悪の組織のボスの事を好きになってしまった、哀れで愚かな女だ。
ただ一つだけ、一つだけ良かった事と言えば。父が既にロケット団から救出されていた事だけが唯一の救いなのかもしれない。

「……。そうか」

拒絶した私の言葉を受け取った男は、すうっと若干目を細める。いい加減諦めてくれたのかな、と内心ホッとした瞬間、呼吸ができなくなった。大きな獣にでもがぶりと丸ごと噛みつかれた感覚で、気づいた時には男との対面の距離がなくなっていたのだった。

「んんっ、ん!……」

呆気に取られ、口内に遠慮なく捩じ込まれる舌がざらりと絡みついてくる。抵抗したいのに、痺れたままの身体は思うように動いてはくれず。不覚にも少し暴れるような舌使いが情事のソレを思い出させて、下半身がちょっとだけ反応した自分に嫌悪感を持つ。

何とか酸素を取り入れようとやっと口から離れると、男は不敵な笑みを浮かべながら口を拭い、それでもまだ挑発してきたのである。

「っ……強情だな。そんなにサカキに可愛がられたいのかな」

何で?何でキスされるの?
まだ事態がよく掴めずぼうっとする頭で何とか考える。この男は父に頼まれて私を救出しに来たのよね?今日初めて最悪の出会いを果たした相手に、何故こんな貪るようなキスができるのか?思い通りに私が足を洗わないからって、この男には何の関係もないはずなのに。

ただ、これだけは言える。この男は下衆だと思う。私が直感的にこの男に差し伸べられた手を掴まなかったのは、決して間違っていなかった。

「あなた…下衆ね。ヒーローの皮を被った」

「……悪党に絆される君も、大して変わらないと思うけどね」

わざと耳元で囁かれる反論。何も言い返せなくなるがこの男よりは幾分か私のほうがマシとさえ思える。
ごそりとこの男はボールを1個開けると、はかいこうせんで私の研究室を滅茶苦茶にしてくれた竜が目の前に現れた。何を、する気なの?

「カイリュー、見張っててくれ」

「ばう」

男が洞窟の出口の方を指差し、素直に従うドラゴンはのっしのっしとその方向に歩いていく。
それを見届けた奴は、再び私に視線を下ろしてパチンと黒いマントの結び目のボタンを外した。バサリとその場に落ちて、もはや冷や汗が止まらなくなる。

え。ちょっと、まって。
何をするつもりなの。怖い。

それを口にする事さえ怖くて、答えられるのも聞きたくなくて。私は必死に男が制止してくれる言葉を捜した。男から、我が身可愛さを最優先にした、所詮は取るに足らない恋心だと嗤われても構いやしなかった。

「わ、分かった!言う!ちゃんと、全部言うからっ……」

その時だった。

「!」

ポケギアの着信が洞窟中に響いた。ポケットから何とか取り出して相手の名前を見て尚驚く。ボスからだった。男から「出ろ」と言わんばかりの視線を送られる。

「どこにいる?」

「ボ、ボス……!あのっ、私……!」


ーーー助けて。お願い。
ーーー見捨てないで。幻滅しないで。

言いたい事、報告したい事、山程あるのに。
唇が震えて上手く口が開かない。何を一番に伝えるべきかも分からないまま、もたつく私に呆れた吐息が無情にも最後の返事をしてくれた。



「見損なったぞ。てめェは消えろ」



下衆の出会い�@
(下衆から下衆へと下衆だと突き放す)

- 1 -

*前次#


ページ: