ヒト
「ハル、大丈夫?食べたの辛かったのかな…」
「ごめんなさい…たぶん、私のせいだったのかもしれないので…お団子に罪はありません。」
あれから荷造りをしてすぐにハルを抱えて洞窟を出た。
眩しい日差しの中、姉に一言声をかけると、「私もいく!!」と大きな声で言いながら店を後にして自宅に着いてきた。
ハルは家に着く頃には吐き気はおさまっていて、
「(お腹すいた…)」と小さな声で呟いていた。
「ごめんね、私の団子が当たったんじゃないかって心配したよ。大丈夫??」
「はい、ごめんなさい。多分、お腹の中にまだ水晶水が残ってたみたいで、びっくりしたみたいで…
それに、久しぶりのご飯だったから、多分お腹がびっくりしちゃったみたいで」
「……まぁ、鉱石の中にいたと言うか、封印されてたみたいだしな」
「は?」
ハルは猿じゃないけど、猿の亜人よりも人間に近い見た目をしていて、服も俺たちと違た服を着ている。
匂いだって獣の香りがしない。
「ハルは…人間なの?」
「人間?はい、人間です」
「「!」」
当たり前のように言うが当たり前じゃない。、
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