マバリの名前



ブライス「犬の名前を考えなくちゃいけないな」
エイデン「ぼくが決めてもいい? もう考えてあるんだ」
ブライス「もちろん、君の犬だからね。何て呼びたい?」
エイデン「デューク!」
ブライス「……うん? それは……オーレイ語だな」
エイデン「公爵っていうんだよ」
ブライス「どうしてまたそんな、もっと犬らしい名前もあるだろうに」
エイデン「オーレイのやつらなんかよりこいつの方がずっとずっと強くてかっこよくて気高くて、公爵にふさわしいから!」
ブライス「あー、まあ、いいか。同じ公爵としてはちょっと複雑な気持ちになるけど」
エイデン「父さんよりデュークの方が公爵っぽいから悲しいの?」

エレノア「ブライスが犬舎で黄昏れてたんだけど何かあった?」
エイデン「知らなーい」

───

エリッサ「レンドンお手! お手だって、ちがうそれは伏せだよ」
ブライス「物覚えが悪いなレンドンは」
レンドン「私じゃない、犬だ」
エリッサ「あっこら勝手に行っちゃダメだよレンドン! ちゃんと言うこと聞きなさい!」
ブライス「反抗的だなあレンドンは」
レンドン「私じゃない」
エリッサ「きゃははっ、もうレンドンってば、そんなに舐めたらくすぐったいよ」
ブライス「ブッ殺すぞレンドン!」
レンドン「私じゃない!!」

レンドン「頼むからその犬の名前、変えてくれないかね」
エリッサ「いやだ」



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