13号に案内され、テーマパークのような訓練場にA組一同は感嘆を述べる。
「本当にUSJだった!」
相澤と13号は話し合った末に超人社会への危うさを論じ始めるかという時に生徒の目の前に黒い靄のようなものが広がる。
「なんだまた、入試の時みたいに始まってるぞパターンか?」
「それにしてもなんか様子がおかしくない?」
切島と雫がそういうと相澤は前へ出ようとする生徒に指示を出す。
「動くな!…あれはヴィランだ。」
13号に生徒を守れと指示を出して構える。

「ヴィランンン?!
バカだろ?!
ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」
「いや、狙いはアタシ達じゃないにゃ。」
猫柳が切島の叫びを否定する。
「猫柳さんどいういう事?」
雫の疑問に猫柳は息を飲んで答える。
「もし、敵が生徒狙いにゃら一番無防備な下校時を狙うにゃ。
こんな訓練時間を狙うはずがにゃい。」
神妙な顔つきで猫柳も考え込む。
緑谷は心当たりがあるのか生徒が狙いじゃないならと何やらブツブツと考察している。
「とにかく、13号避難開始。
学校に連絡試せ!
センサー対策も頭にある敵だ。
電波系の個性が妨害してる可能性もある。
上鳴、お前も個性で連絡試せ。」
一通り、指示を通して相澤は敵の渦中へと緑谷の制止も聞かず飛び込んだ。
 
 あっという間に数人の敵を殲滅し、緑谷と猫柳をあっと言わせる。
「凄い…多対一こそ先生の得意分野だったんだ。」
「先生なら当然にゃ。」
自信満々に胸を張る猫柳を横目にメモを構える緑谷。
「そういえばなんで猫柳さんは相澤先生と親しげなの?」
「それは…「二人とも!早く避難を!」
話し込もうとする二人を飯田が諌め、急ごうとした瞬間!
「させませんよ。」
黒い靄の個性の敵が立ちはだかる!
「はじめまして、我々は敵連合。
僭越ながら…この度、ヒーローの巣窟、雄映高校に入らせていただいたのは…。
平和の象徴オールマイトに生き絶えていただきたいと思ってのことでして。」
オールマイトがいない事に多少の苛立ちこもった声で敵が個性を発動しようとすると。
「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか。」
切島と爆豪が13号の制止も聞かず前へ出る。
黒い靄に包まれ、皆散り散りに。
轟はとっさに前にいた雫に手を伸ばすが気がついていない模様。
「水無月!」
「轟君!」
靄の中、二人は見えないながらも手を取り合った。


 
「…ここは。
あ、葉隠さん起きて。」
「うーん、水無月ちゃんと轟君?ここはどこ?」
土砂ゾーンに飛ばされた轟と雫と葉隠。
グローブとブーツ姿で倒れてる彼女を起こした瞬間、辺り一面 
氷に閉ざされた。
ギリギリ、葉隠が凍らないよう泡でガードする。
「もう、個性出すなら一言言ってよ轟君!」
怒る雫を一瞥し、轟は凍らせた敵を睨み口を開く。
「…わりぃ。
散らして殺す…か。
言っちゃ悪いがあんたらどう見ても個性を持て余した輩以上には見受けられねぇよ。」
凍りながらも敵はどうにか襲おうともがくがそれを見た雫がさらに泡のドームを飛ばして隔離する。
「氷を割らないでください。
この泡は弾けないようにシリコンみたいな性能にしてますからなかなか破れませんよ。」
「…中々エグいことするな水無月。
ともかく、このままじゃあんたらじわじわと身体が壊死していくわけなんだが。
俺も、こいつも、ヒーロー志望、そんな酷え事はなるべく避けたい。
あの、オールマイトを殺れるっつう根拠…策って何だ?」
心なしか彼が殺気立った事を肌で感じる。
これ以上、彼を怒らせてはならない。



一方、火災ゾーンに飛ばされた尾白と猫柳はというと。
「うみゃあ!」
「はっ!」
背中合わせに格闘戦術で敵を各個撃破する。
「やるにゃ尾白。」
「そっちこそ。おっと危ない!」
猫柳の上から来る敵を尻尾で撃退する。
「ふぅ、これで全部かな。」
汗を拭い互いに拳を交える猫柳と尾白。
「相澤先生が心配にゃ。」
「そうだね。でも敵の目的を知らないと。」
意識がある敵を互いに見渡すがみんな伸びている。
「あちゃーダメだにゃ…。
みんな伸びてるにゃ…。」
かなり強めにのしたので話を聞けるやつがいない。
諦めて二人は火災ゾーンを後にした。
 

 
 敵の目的を聞き出した轟と雫、葉隠は中央エリアへと走る。
「葉隠さん、大丈夫?」
後ろを走る葉隠に声をかけるが辛そうな声が返ってくる。
「はぁ、はぁ、轟君も水無月さんも早いよ〜。」
「無理はしないで、ついてこれるペースで走ればいいよ。
みんなにさっきのきいたこと伝えてくれる?」
オールマイトに危機が迫っていることを聞いた三人は確実に姿を隠して伝えられる葉隠が1番伝令にいいと判断しての事だ。
「うん、水無月さんも轟君も気をつけて。」
二手に分かれ、道を走る。
眼前にオールマイトと脳みそがむき出しの化け物か戦っている。
さて、ヒーロー科諸君。
彼らの命運はどちらだ。

【To be continued】
 


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