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「私たちは依頼主から要求があれば調べている内容が100%出なくても相手に開示をするの、でもその場合依頼主側にはデータを渡すのではなく見せるだけ、そして依頼主はすべてのデータが揃うまで事を起こしてはいけない。完璧にデータの持ち主が依頼主に変わったときからそのデータの所有権は依頼主のものとなる。それまではいくらデータを開示したとしても行動に移してはいけないの。そういう決まりごとを守らせる。」




「でも、藤岡さんはそれを守らなかった。」




「どのような情報の開示をした?」




「私たちが開示したのは「赤いシャム猫」についてです、10年前に壊滅している組織の情報なのでそれまでの期間の事件やら何やらですが、藤岡さんは開示途中でデータを盗みそれを利用した。明らかなルール違反です。」




「だからああやって罰を与えたんだね。」




「国際指名手配犯が捕まって、ただ刑務所で過ごせるわけがないですから。」




国際指名手配犯ともなると警備は厳重、そう簡単には出てはこれないしお縄になっている期間も他の捕まった仲間に比べて長いだろう。




「安室くんは誄の正体を知っているのか?」




「そうですね、知っています。」




私が入っているハッカー集団は基本的にママが受付、私がパソコンでの情報収集、ジョグが対人関係での情報収集と役割が決まっている、時たま逆になる事はあれど基本的にはこのポジションを守って行動している。




情報をすべて依頼主に渡した後は私たちの中で証拠が出ないようにすべての情報を抹消するのが決まりになっている。それがどんな情報であろうとも、同じ依頼が来ればまた調べなおさなければならないのが難点だが仕方がない。




具体的にどういった感じで情報を手に入れているのか、依頼主の情報以外の事をつらつらと話すと二人は納得した様子で頷いた。




コナンくんはこれから家に帰って少年探偵団とお出かけみたいで「じゃあねー」と言いながら帰って行った。帰り際にまた、話を聞きに来るからと言っていたのを「え?最近耳の聞こえが悪くて、歳かな?」とはぐらかすと苦笑したコナンくんを目の前に見ながら後ろから赤井さんに小突かれた。


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