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どうして言ってしまったのかなんて後悔したところでもう取り返しがつかないことぐらい分かっている、私はそこまで子供ではない。だが、場を考えずにああいったことを言ってしまうのは子供なんだろう。何度ため息を着けばいいかわからない。




「どうしよう、コナンくん。」




「だから、なんで毎回僕に相談するの？」




「だって、赤井さんに合わせる顔がないんだもん。」




「謝ればいいじゃない？」




「やだ！」




ただ謝ればいいという問題ではない。「ごめん」で済んだら警察はいらないというじゃないか。それに、赤井さんは私の家族を殺した人物であって許すことはできない。だけれども、このまま彼から逃げ続けられるかと行ったらそうではないことぐらい分かっている。現に今だって携帯の点滅は止むことがない、きっと赤井さんだろう。仕事してください。




「携帯でないの？」




「どんな話していいかわからない。」




「メールでそう書けばいいじゃん。」




「メール見るのもやだ。」




「そういうこと言ってるから僕のところに電話が来たじゃん！」




「私のことはいないって言って。」




「中学生の喧嘩か！」




私の家にはコナンくんが来ていて、赤井さんには秘密で退院をして。家に籠城を決め込んでいる。赤井さんからの電話にはでないしメールも返さない、メールに至ってはみてもいないという始末。コナンくんには退院日を言っていたため時々こうしてお見舞いに来てくれる。




「もしもし、赤井さん？誄姉ちゃん？僕も探してるんだけど、どこにもいなくて、電話もでないんだ。うん、わかった。何かあったら連絡するね。」




赤井さんからの電話を切ったコナンくんがこちらを睨んでいる「これでいいんだろ。」と言いたげな顔で。




「ありがとう。」




「で、どうするの？」



「どうしよう。なにかいい案ないかな？」




「ねぇよ。」




「名探偵でしょ！赤井さんを組織から助けたんでしょ！なにか考えてよ！」




「あのなぁ、それとこれとは違うだろう。」




「違くないよ。」




「まぁ、僕も今日は帰るから。」




「え〜、一人にしないでよ。」


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