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「赤井、どうして貴様がこんなところに。」



「スコーピオンを追っているだけだ。邪魔をしないでいただきたい。」



「スコーピオンを捕まえるのは我々公安です。」



「そこを退いてくれないか安室君。」



「嫌だ、と言ったらどうします?」



騎士の間へ向う途中に何やらこんな声が聞こえたような気がするが無視しよう、関わると私も巻き込まれるし安室さんに「FBIの仲間なんですか?」とか言われたらめんどくさい。



騎士の間はもう火の海でスコーピオンはどうやらこの城全てを焼き払う気らしい。私はコナン君の言う通りに壁の端に隠れて様子を伺う。



やっぱりあなたでしたか、スコーピオン。



「ちょっと待った。てめぇだけ逃げようなんてそうは問屋が下ろさねーぜ。」



「あんたの正体はわかっている。中国人のふりをしているが実はロシア人。そうラスプーチンの末裔、青蘭さん。」



コナン君は蝶ネクタイ型変声機を使い次々に別人の声を出していく



「最初は気づかなかったよ。」



「その声は寒川。」



「浦思青蘭の中国読み、プースチンランを並び替えるとラスプーチンになるなんて事はな。」



「お、お前は。お前は私が殺したはず。」



動揺を隠せない青蘭さんを尻目に私はコナン君に言われたようにテグスを引いて向かいにある甲冑を倒す。



青蘭さんは拳銃を乱射しながら倒れた甲冑の方へと走っていく、きっとこれは、まかり間違って私の方を向いたら私は死ぬんじゃないだろうか。「僕は居場所がばれないように走るけど、お姉さんはここで青蘭さんの動揺を見て紐を引いてね。」と笑顔で言われたがコナン君や。これは私の方が見つかるリスクが高いのではないだろうか。



炎とともに巻き起こる火柱によって倒れた甲冑が持っていた丈夫そうな盾を青蘭さんにばれないようこっそりと拝借する。じ、自分の身は、自分で守らねーとな!


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