リクエストで思春期リドル




「ねえ見てトム、魔法界の歴史って凄いのね。ここの本には何でも載ってるわ」


「そうだな」


興味深いらしい本に夢中な名前は、実は俺が本なんかではなく、他の事に目を奪われているのを全く気づいていない。


俺が気になっているのは、

スカートから覗く際どい足に、

無防備にもボタンを数個開けたままの胸元。

さっきから名前がトム、と本を持って擦り寄ってくる度にそれがチラチラと視界に入ってくる。

名前とは付き合いが長く常に一緒に居た為に、彼女の変化には目敏く気づいてしまう。

順調に発育した胸につい視線が運ばれていく辺り、それを物語っていた。


「この本のお陰で、今度の魔法史の授業は自信があるわ。トムも読んでみる?」


傷んだ様子もないサラリとした髪を侍らせて、屈託のない純粋な目を上目遣いにして俺を見る名前。俺は無性にイラついた。


ーーーコイツに悪戯してやりたいという感情がムクムクと湧き上がってくるからだ。


傷一つない唇に今すぐ噛みついて傷をつけてやりたい、今すぐこのまま床に縛りつけてグチャグチャに犯してやりたい、などという最早悪戯どころではない嗜虐的な思考を持ってしまう自分に、心底嫌気が差す。


「ねえ、トム?きいてる?」


小首を傾げ、大きく分厚い本を膝に乗せたまま俺の顔を不思議そうに覗き込む名前が、可愛い………だなんて、ああ、俺の頭はどうにかなってしまっているのだろうか。


「ねえトム、トム、大丈夫?どうしたの?」


「………なんでもない」



中々返答しない俺に、流石に心配したのか再度声を掛けてくる名前を視界に入れ、漸く現実に戻ってきた。

これじゃあ末期だと、ピンクに染まりきってしまった思考を閉ざすように目を閉じて、ソファの背もたれに深く沈み込めば、


「トム、疲れているのね。貴方、とっても頑張り屋さんだもの」


そういって名前は、俺の頭を抱えるようにして胸に抱いた。


ふかふかの胸に押し付けられるようにして抱かれた俺の頭は、名前にポンポンと頭を撫でられまるで赤子のようにあやされる。


……今は、好きなようにやらせてやるが、


ーーーーこれが終わったら覚えとくんだな。



もうこうなったら、ピンクに染まった思考を閉ざす気はない。

分かってないコイツが悪い。

否が応でも噛みついてやろうと心に決めたトムリドルだった。











リクエスト内容:一足早く思春期を迎え頭の中ピンクなリドル君と無防備ヒロインをおねがいします!


そのうち裏バージョンもかきます
花死