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夏目青山今大路
押し倒しそうなになった時
「……っ!!」
「……いった…」
「…あ、え…ごめ、」
「いや謝るのは俺の方だ…って、…な、んて顔、してんの」
「…えっ、は、なに、…」
「……ちょっと、やばい、くる」
「っ?!」
「って、この前怜を押し倒す感じで転んでさ…、正直可愛かったんだよね」
「夏目お前…」
「…別に怜の事は意識してたわけじゃないよ、けど、可愛いかった、あれは、やばいっていうか、」
「まじかよ」
「普段とのギャップがこう…」
「ギャップ萌えというやつですか」
「それ!」
「今大路、なんか楽しそうだな」
「いえ、怜さんは可愛らしいなと。鴉真さんは違ってましたけどね」
「へー、え?…え!鴉真さん?」
「今大路お前、鴉真と転んだのか?」
「転びそうになったんですがね、そもそもあの人は転ばなかったといいますか、」
「え?」
「床に手をついて一回転して体制を整えていましたね。さながら体操選手のようでした」
「…さ、流石鴉真さん…」
「まぁ、一緒に倒れそうになっていた僕は不覚にも蹴られてしまいましたが」
「えっ…」
新堂{emj_ip_0829}鴉真
「でた闇医者」
「その闇医者をかかりつけにしている刑事は誰だったかな」
「お世話になっております先生」
「やめろ気色悪い」
「待ってひどくね」
「それに俺がやっているのはビジネスだ、お前のためじゃない」
「知ってる。ま、私薬効体質の超能力者だからねえ、公にするわけにはいかないし、頼れるの新堂だけなんだわ、…だから、この血や遺伝子を研究したけりゃ存分使え。わた「私にはそれしか出来ない、…だろ、知ってる」
「そうかよ」
「世界にも稀な薬効体質。その殆どは薬に対して耐性を持っている。だがお前は逆だ、耐性がなさすぎる」
「効きすぎる、だろ、何でも」
「そうだ。…だから治療薬なら服用量を減らせばいいが、毒なんか仕掛けられたらどうしようもないな。その時はその時だ」
「助けろよ」
「無理言うな、エボルバ―でもあるお前のDNAはまだ解明できていないんだ。それに正直に言って、耐性があるものより難しい」
「まぁ無理にしろとは言わねーよ。いざとなったら秘密のまま死ぬわ」
「…」
「何かがあったとして、生きることを望んだ結果世界を混乱に招くくらいなら、」
「その先は聞かないぞ」
「え、」
「…約束はできない。だが、できることはしてやる」
「優しいな」
「人を死なせる医者がどこにいる」
「…ありがとう」
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