コラボ企画「東方家の三男君。」×「バオー来訪者」
バオー来訪者について漫画のその後を勝手に捏造しています、ご注意を。
俺のスタンドによるストックが何個かうまってるのは俺の趣味だったり、ちょっとした秘密だったりするんですが、一つだけ誰も知らないことを話してあげます。特別な。…まぁ、話し終えたらアナタのそれもストックしちゃうからいいんですけどね〜…。ん?いや、なんでもないよ。気にしないで。
「バオー」それが俺がストックしてるもの、どちらかというと「バオー」よりも育朗さんとスミレさんの方をストックしたんだけど…それはちょっと面倒くさいから説明しないぜ。「バオー」はドレスっていう組織により創り出された寄生虫だ、それを生きた生物の脳内に宿すことにより寄生虫ではない「バオー」になることができる。宿されたのが育朗さん、共に助け合っていたのがスミレさんだ。…寄生虫であり幼虫であるなら「バオー」は人体に影響は無い、成虫したらお陀仏だけどね。なに?気持ち悪いって?仕方ないだろ、これは必要な話なんだ…わかった寄生虫の話は止めよう。だからそんな顔しないで。ね?
えっと…嗚呼、そうだ、なんかかんかあって………まぁ壮絶な戦いがあったんだよ、ちょっと省く。………気持ち悪がったから省きましたよ。あはは…それで、育朗さんが眠りについて、スミレさんが待ち続け、それはそれは恋愛映画のように再開を果たしたんだよ。ここまでは色々壮絶だったけど良かったんだ、ここからは二人で明るい未来が待ってるって、な。現実はそうはいかなかった、さっき言ったドレスの組織は殆ど壊滅していたのにも関わらず、「バオー」が居るとなると小さいけど集結して二人を…というかは育朗さんを殺そうとしてきたんだ。まぁ結果は目に見えてる。
……月日は流れて、その二人に俺は会ったんだよ。あ、嘘じゃないぜ?俺はストックしたんだからな。まぁ、なんかかんかあって 二人が追われている事実と 育朗さんが「バオー」である事実をひっくるめて「バオー」の事として俺はストックをしたんだ。勿論、育朗さんやスミレさんに「バオー」についてや、それに関わる全てを詳しく教えてもらいながら。俺のストックした事たちは、関わりを持つすべての人から記憶を薄めてしまうんだよ。その事柄についてだけ。それを使った、カンペキには消えないんだけど、それでも人の記憶から「バオー」はある程度消えたんだ。ははっ…今更怖がんないでよ、アナタが考えてた「バオー」も「バオー」についての事にひっくるめてストックしちゃうだけだから。痛くもないし大丈夫、大丈夫。だから、逃げんなっての。……でな、久しく来なかった育朗さんからの手紙が来たんだ、その…それを自慢したくて話し出したっていう…その…自己満っす…。子供ができたことが書いてあって、俺、まさか、このストックで人に喜ばれるとは思ってなかったんで…その……あはは…めちゃくちゃ可愛いらしくて、会わせたいとか言ってくれてるんですけど、そうはいかないから写真なんですよね…。うわぁ、スミレさんめちゃくちゃお母さんしてる……嗚呼、ごめん、痛かった?ごめん…。でも、大丈夫、「バオー」の事としてひっくるめてストックするから。だから大丈夫、次会っても虹村さんは覚えてないよ。もちろん、スタンドの事も、俺のこんな一面もね…
「おはよう、虹村さん」
「…おはようございます、AAAさん」
「どうかした?虹村さん」
「………いえ…今日は何を食べますか」
虹村は夢を見ていた、たしかAAAが出てきた夢だったのは覚えているのに内容は全く思い出せない。虹村にとって東方家のこの三男も警戒しなければいけない存在だというのに、夢に出てくるなんて…とどうすればいいか解らない思考回路をグルグルさせながら、こてりと首を傾げる。
「じゃあ、今日はホットケーキがいいなぁ」
AAAはにっと笑っていつものように虹村を眺めはじめた。どこかで緑の羽が落ちていそうだと虹村は思い、はて、なぜ緑の羽なのかとまた訳が分からない思考回路に眉をよせた。
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