2017.03.16

眼前に広がるのは絶佳なる創造物、或いは神そのものか。一寸の狂いもなく配列されたパーツ全てに覗き込まれている気分だった。「泣いているのか」「あ、え、カーズさん…近い、です」思わず目を瞑ると優しく私の涙を指で払拭した。玉ねぎを切っていただけなんて言えない

頬に伝う雫/荒木荘 カーズ

2017.03.16

「ディエゴくんおはよう先に行くね! 」「おい待て!」朝食を振舞ってからというもの、ディエゴくんにすっかり懐かれてしまった。あの件の後もゼミの女子は怖い、でも後ろから追っかけてくるディエゴくんはもっと怖い!「ディエゴくん待て!待てだよ」「犬扱いするな!」

逃げるものは追うしかない/荒木荘 ディエゴ

2017.03.16

簡単なゲーム。どっちが生き残るかゲームよ。とっても簡単、一生懸命ボスを護りながら闘うの、そうねぇセッコがクリア出来れば好きなだけ甘いのあげるわ。私?私は大丈夫よ、チョコのいうことを聞きながら頑張るのよ。「あのクソ女ァ…嘘つきやがって、クソッ!うぅうう」

ゲームを始めようか/セッコ

2017.02.23

そういえば、と舌を使えないメローネがパソコンに文字を打ち込み画面を見せてきた。「『死んだ後までアンタと一緒になると思わなかった』か…確かにね」栄光に散った仲間は同じ"この世"のどこかにいるだろうか。まあ、今暫くは同期のこの男と生前の苦労でも語ろうか

ふたりぼっち/メローネ

2017.02.19

廃止部署からスタンドの使えない私を迎え入れてくれた暗殺チームのリーダーは、夙に威厳を保ちながらメンバーの命を何より優先させる、無理をしがちな人だ。そんなチームの世話係に休みなんてないに等しいのだから、せめて書類上に突っ伏すリーダーの寝顔をたまに盗み見するのは許してほしい

週7日制/リゾット

2017.02.19

「待ってくれ」貴方がそう言ったおかげで、私はあの日終電を逃した。次に貴方がそれを言ったとき、私たちは関係を変えた。2年後の今、緊張した貴方が深呼吸しながらそれを言った後に、私の薬指と目尻が光って、貴方の可愛らしいアザも濡れた。沢山待った甲斐、あったなぁ

たった一分でいい/シーザー

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