14話

『有栖川さん、夢野さん、飴村さん!』


「んあ?」


「はい?」


「はいはーい、なあに?」


二人が料理をしている間、お皿もだし終わり、手持ち無沙汰になった私は、問題のひとつを解決することにした


「有栖川さんがギャンブルをやりたいとのことで、チンチロをできるように、サイコロを買っておきました」


「おおー!!」


とビニール袋からサイコロを出す


『これで、お好きなときに三人でやってください』


「おー!ありがてぇ!」


「感謝しないといけませんね」


「あっりがっとねーん!」


『いえいえ』


「…ん?三人で、ってことはお前はやらねーの?」


『はい、私はいいです』


「えー、やろーぜー」


「こら、無理強いしない」


「わ、わりぃ…」 


『ふふ、いえいえ。トランプとかなら、できるので、それでなら、参加できますよ』 


それじゃあ帝統にとっては賭けにはならないかもしれないけど…


『じゃあ今度トランプで賭けやろうぜ!』


「やろやろー!」


『ふふ、はい』


「…仕方ないですね」


『ふふ』


「おーい、できたぞー」


『あ、はーい!』


一郎くんに呼ばれ、慌ててキッチンに戻る


『…わぁぁぁ!美味しそう…!!』


ご、後光がさして見える…


「はは、そんなに喜んでもらえると作ったかいがあるな!なぁ伊弉冉さん!」


「あぁ、そうだね一郎くん」


『さあ、居間へ運びましょう!』


「おう!」


「はい」


「あ、お前はいっこ持ってってくれりゃいいから」


『え!?』


「重いんだから無理しないで」


と、二人は笑いました


…そう言えば、普段私が食べる量よりかなり多い…


二人はあっという間に持ってってしまいました



「二郎!三郎!飯だぞ!」


「「はーい!」」


「独歩くん、先生!ご飯ですよ!」


「ふふ、楽しみですね」


「…わかった」


『左馬刻、入間さん、毒島さん、飴村さん、夢野さん、有栖川さん、ご飯ですよ!』


「おう」


「おや、わかりました」


「やっとか」


「ごっはんー!」


「はい、わかりました」


「飯だ飯ー!」


『さ、席に着いてください!』


各々が席につく


『…さ、頂きます!』


「「「「「「「「「「「「頂きます」」」」」」」」」」」」




ランチタイム

(夕食時です)