8話
ー次は…ー
車内放送が聞こえ、入間さんの肩を叩く
「!次、ですか?」
『はい、そうです。他の人にも伝えて貰えます?』
「ええ、わかりました」
入間さんが他の人に教え終わってからすこしたって、電車が止まり扉が開いた
『おりますよ!』
そう後ろを振り返って声をかけつつ降りる
振り返って全員が降りたのを確認すると、息を付いた
『…とりあえず、無事にここまで来れて良かったです。デパートは駅前なので、行きましょう』
「はい」
「わかりました」
一郎くんと、有栖川さんと入間さんと観音坂さんの返事を聞くと歩きだす
四人は切符のため、ちゃんと出てこられるか確認しつつ自分も出る
「…ここですか?」
『ええ。…みなさんの居たところよりかはショボいかもしれませんが、これでも大きいんですよ』
「…そうみたいですね」
様々な人が出入りするのを見て観音坂さんが答える
『…さ、ちゃっちゃと買い物しちゃいましょう!』
「はい」
『…あ、そうだ、夢野さんに原稿買ってかなきゃ』
「?幻太郎にか?」
『えぇ、小説家でしょう?』
「お、おう…ホントに何でも知ってるんだな」
『なんでもじゃないですけどね』
苦笑してデパートに入っていった
デパート
(買い物はまだまだ続きますね…)