天体観測

シブヤ・ディビジョンのメンバーの天体観測に同行しようと思う


「おーっい!げんたろー!だーいすー!…あ、それにオネーサンっ☆」


「おい待てよ乱数…」


「帝統、早く運びなさい」


「俺だけに持たすなよ!?」


「ふふ、嘘ですよ?」


「はー、嘘かよ…」


ーこんばんは。これから天体観測ですか?


「ええ、高原に行こうかと思ってます」


「お星さまを見に行くんだよーっ!」


「ま、たまにはいいよな」


「おや、珍しいですね」


「うるせぇな…」


これから天体観測に行くシブヤ・ディビジョンのメンバーは、車の後ろに荷物を積み込み、高原へと走り出しました








「ーわぁぁぁ…!スッゴい星だねぇ…!」


車を降りた飴村乱数は、思わず感嘆の声を漏らす


「…確かに、降ってきそうなほど、素晴らしい星ですねぇ…」


同じく車を降りて夢野幻太郎が呟く


「おーいお前ら!星がすげえのはわかってるから、さっさと荷物下ろすぞ!」


有栖川帝統は、一人きびきびと荷物を下ろしている


ー双眼鏡と望遠鏡、両方持ってきたんですね


「おう。せっかくなら綺麗に見たいからな」


ー今日は天気もいいですし、綺麗に見れそうですね


「だといいけどな」


きびきびと望遠鏡と双眼鏡を組み立てる有栖川帝統


飴村乱数と夢野幻太郎はレジャーシートや寝袋を準備している






ーいざ、観測ー


「…わー、すげぇ、こんなに綺麗に見えるもんなんだな…」


「見てみて!オリオン座だよ!」


「有名どころですね。…あ」


夢野幻太郎につられ、顔をあげると、流星群が振りだした


「「…わぁぁ…!/すげぇぇ…!/」」


「…見事ですねぇ…」


「流星群なんて予報あったか?」


「いえ、ありませんでした」


「じゃあじゃあ、ボクたちホントにラッキーだねっ!日頃頑張ってるご褒美だよっ!」


「…ふふ、なんだか本当にそんな気分になってしまいますね」


「…めずらしー」


「?なにがです?」


「幻太郎がそんなこというなんて」


「…帝統の目に小生はどんな風に写っているのですか…」


ー綺麗に見れて良かったですね


「ええ、なんだかまた明日から頑張れそうです」


「はいはーい!ボクも!」


「ギャンブルでいい結果が出そうだぜ!」


ーお疲れさまでした


「オネーサンもねっ!」



ージーッ…


『…はい、カット!もー、乱数ったら、これは第三者の密着取材、が題材なのに、オネーサン、なんていっちゃうんだからー』


「ごめーんねっ。ほらほらー!流星群が凄いんだから、みのりもほら!ねっころがって!」


『あ、うん!』


「こら!乱数抜け駆けすんな!」


「さて、誰と誰の隣にみのりが寝るか、じゃんけんですね」


「流星群見たからまっけなっいよー!」


そうやって、四人でたっぷり天体観測を楽しみました




天体観測

(またこよーね!)(ええ)(おう!)

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Fling posseの夢主ちゃん入りバージョンです