萬谷ヤマダの1日

萬谷ヤマダの1日に密着することに成功した


「おーい、おきろー」


AM 6:30

山田一郎が起き、弟である山田二郎と山田三郎を起こし始める


「うーん…おはよぉ、兄ちゃん…」


「おはようございます…いちにい…」


「おう、おはよう」


ーおはようございます


「ああ、おはようございます、すみませんねぇ、こんな感じで」


山田一郎のスマイル頂きました


山田一郎はそのまま朝食作りに入り、山田二郎と山田三郎は、学校の準備を始める


AM 7:00

「はい、頂きます」


「「頂きます」」


山田家三人で食卓を囲う


「二郎、今日テストだろ?ちゃんと勉強したのか?」


「あっ…た、たぶんなんとかなるよ!」


「ふっ、二郎みたいな低脳じゃ30点取れるかどうか…」


「あぁ!?んだと三郎!?」


「朝からうるさいぞ二郎!」


「こら!朝は時間ないだろ!」


「う…ごめんなさい…」


「ごめんよぉ…兄ちゃん…あ!時間だ!行ってくる!」


「弁当忘れるなよ!」


「うん、行ってきます!」


山田二郎があわただしく出ていった


「全く、二郎は慌ただしいな」


山田三郎はそういいながら食パンを口に運ぶ


「三郎も遅刻するなよ」


「勿論です!行ってきます!」


山田三郎も出ていった


「…よし、片付けるか」


弟二人が出掛けたので、片付けを始める山田一郎


━朝は毎回こんなに慌ただしいんですか?


「はは、見苦しくてすみません。そうなんですよー」


苦笑する山田一郎


片付けを終えた山田一郎は仕事に向かう


━今日の仕事は何ですか?


「午前中がティッシュ配り、午後が犬の散歩です」


━なるほど


現場に着くと、早速仕事を始める山田一郎


コミュニケーション能力と、笑顔が素晴らしいため、あっという間にティッシュは売り切れた


━いつもこんな感じなんですか?


「え?そうっすよ?」


━…なるほど



PM 0:00

お昼

弟達と同じらしい弁当を近くの公園で食べる

━朝3つお弁当を作るのは大変じゃないですか?


「いやぁ、慣れれば意外と平気なんすよ。食費の節約にもなるし」


そういって山田一郎は照れ臭そうに笑った 



PM 1:30

「それじゃあ、よろしくね」


「はい!任せてください!」


飼い主さんから犬を預り、散歩を開始する


わんわん!


…どうやら犬も山田一郎になついている様である


━ここの飼い主さんは2度目なんですか?


「ん?あぁ、そういうのは、個人情報なんで」 

山田一郎は口許で人指し指をたて、シー、と言った




PM 4:30

散歩を終え、買い物をして帰宅した


「ただいまー」


「「お帰りなさい!!」」


どうやら、山田二郎と山田三郎は帰宅しているようである


━今日は1日ありがとうございました



「あぁ!いえいえ、こちらこそありがとうございました、またよろしくお願いします」


ージーッ…


『…はい、カット!』


「お、これでいいのか?」


『うん、完璧だよ!』


カメラを抱えて満面の笑みを浮かべる


「みのり姉、楽しそうですね」


「よかったね、姉ちゃん」


『ふふ、ありがとね!』


「どうせなら四人で見ねえか?」


『あ!賛成!』


「僕も!/俺も!」


「じゃあ、明日が休みだから、明日見ような!」


『うん!』


「おう!」


「はい!」



こうして、萬谷ヤマダの1日は過ぎていくのであった…




萬谷ヤマダの1日

(弟たちのためにがんばるお兄ちゃんと、それを記録する私)


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萬谷ヤマダの1日の夢主ちゃん入りバージョンです