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誰しも 他人には見せない一面が あるはずだ。



山「おはよー知念!」


「おはよう、涼介」


山「今日一限から英語だったっけ!?ノート写させてえええっ」


「はぁ!?涼介また訳してくるの忘れたの!?」


「もーしょうがないな…ほらノート」



律儀にシャーペンまで添えて渡してあげる。



山「ありがとー恩に着る!」



僕の机でノートを写しはじめた涼介



山「あ。そういえば」



iPhoneをいじっていた手を止めて涼介の顔を見上げる。



山「他校の友達に知念のLI〇Eとか聞かれたんだけど、どうしよう?教えていい?」


「...自分から言ってこない時点でアウト。断っといて」


山「えーまたー!?」



僕は異性からは可愛がられ


同性からは恋愛対象として見られる傾向がある。


多分涼介の友達ってゆーのは


"男友達"の方だろう。


僕は別に恋愛に関してそーゆー偏見は無いけど


まだ人を好きになる感覚すら分からないお子ちゃまだ。


目の前でどうやって断ろう...って焦ってる涼介を見ながらボーッと考えていたら、



八「知念くん」



声をかけられた方を見ると


八乙女光がすぐ横に立っていた。



八「消しゴム、落ちましたよ」


「あ、ありがと...」



僕が消しゴムを受け取ると、とぼとぼと席に戻っていった八乙女光。



山「八乙女暗いなぁいつものことながら...オタクっぽいよなー」


「........『萌え』〜?」


山「そうそうそんな感じ!知念もそう思わねぇ!?フィギュアとか見てニヤニヤしてそうっ」



想像をふくらませて勝手に楽しんでいる涼介


楽しそうでなにより。



山「それよりさー今日あいつらとカラオケ行くんだけど、知念もどう?」



かと思ったら顔を急に輝かせて僕を遊びに誘ってくる。


それよりさーって...


あいつら、あぁいつも涼介が放課後遊んでる人達か


普段はいつも僕と一緒にいるけど


僕を遊びに誘ってもことごとく断られるから。



「あー...ごめんパス」


山「いっつもじゃーんっ」



____自分から知ろうとしない限り


他人の本当の姿なんて見えてこない


大抵そんなものだと思う。



...まぁ


僕も同じだけど




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