リーマスが彼に耳打ちし、慌ててポッターはこちらにやってきた。

「君、リースちゃんと仲いい子だよね」

名前は覚えてくれていないらしいがそんなことはどうでもいい。

「あの子ともう一度話をしてほしいの」

そういった途端ポッターはいつもの自信あり気な表情が崩れ、眉が下がり、不安げになる。この人もこういう顔をするのか、と感心した。

「あの子の方から言ったんだよ、もう会えないって。それがあの子の気持ちかもしれないなら僕は無理やりになんて」

そう言ってポッターは視線を足元に落とす。

「あの子はまわりのため、あなたのために気持ちに蓋をしたわ」
「僕のため?そんなの」
「そうよ。そんなのあのこの自己満足で、そんなこと誰も望んじゃいないの」

だからおねがい、と、頭を下げる。
ポッターもこの様子を見るにリースのことが気になっている。このままでいいはずがない。