(いつも誰もいないのになんでルーピンがいるの?わたし悪戯仕掛け人に呪われてるのかしら)

見たところルーピンは何か課題をしているようだった。少し考え込んでいる。

仕方が無い、ほかの席を探そうとリースが踵を返すと

「クラウンか」

気づかれた。しかし彼女は彼の目ざとさでなく

「ルーピン、なぜ私の名前を知ってるの?」

まず名前を呼ばれたことに注目した。
それもそのはず、二人は面識がない。リースが人気者のルーピンを一方的に知っていることはあっても、ルーピンが他寮の女子全員を把握しているわけが無いのだ。(ブラックじゃあるまいし)

「そりゃあ、君、フィオナ・スミスの友人だろう?」

不思議そうにルーピンがたずねてくるが不思議なのはこっちだとリースは眉をひそめる。