大広間からしばらく二人は無言で歩き、手近な人気のない教室へ入った。
リースは内心いつ逃げ出そうか考えていたが実行に移せずにいた。なぜなら噂ではブラックはホグワーツ1の女たらしだし、先日意味のわからない告白を蹴ったばかりだったからだ。
などと考えていると背を向けていたブラックがいきなりこちらに向き直った。
「えーーーと。お前...」
「...」
「名前」
「ぇ」
「名前は?」
「あ..リースクラウン」
ビクビクしながらリースは受け答えするがブラックが名前を聞いてきたことには驚いた。しかしこの男はこんなところにまで来て何をしたいのだろう。
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