「もうそろそろ時間よリース」
「はーい、先に行ってて。この課題が終わったら行くわ」
「今日くらい勉強やめたら?」
「そうもいかないわ」
肩をすくめてフィオナは部屋を出る。今日はハロウィン。昼間から盛大なパーティが大広間で開かれるのだ。よそ行き用の服を着て出て行ったフィオナに対し、リースはいつも通り制服である。
「さて、と。」
ぱたん、と本を閉じる。軽く手ぐしで髪を整え、フィオナをおいかけようとしていると、窓際に白い塊が見えた。
「ホー、ホー」
白い塊は学校用のフクロウで、足に紙らしきものがくくりつけてある。それは手紙だった。
「ん、ブラックから?」
-少し話がある。パーティーに行く前に三階の空き教室へ来てくれ。 シリウスブラック-
話とはなんだろうと思いながらリースは行き先を心の中で三階へ変換する。走り書きのようだし、急ぎの用事なのだろう。
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