「フィオナには....まあ言わなくてもいいか」

三階に行くと生徒だけでなく先生たちも大広間で楽しんでいるのか全く人気はなかった。
少し不安になりながらもリースは空き教室の扉に手を掛ける。と同時に後ろから背中を押された。

「な、なに!?」

勢い余って倒れ込んだ彼女は顔をあげて絶句した。

「ハーイ、よくも来たわねクラウン」

目の前と後ろには六人ほどの女生徒たち。そして目の前には先日声をかけてきた金髪の女生徒がいた。全員くすくす笑っている。

「シリウス先輩もなんでこんな女がいいのかしら。私の方がずっとずっと美しいのに」

そこでようやく気付く。先ほどの手紙はリースをはめるためのものだったということ。そして、ほかの生徒たちはハロウィンパーティーに出ているため、助けを呼べないということ。