そしていつの間にか二人がファーストネームで呼びあっていることに気づき、ふと口が緩む。

「何を!笑っているの、よ!」

ぺしん、と寝ているリースの頭をたたくフィオナの顔は悲しいやら嬉しいやら怒りやらの色々な感情が混じった顔をしていたのでリースは大人しく口元を引き締めた。



「ねえ、本当に何があったのリース。私には言えないことなの?」

ずっと目の前の友人には、心配をかけまいと、そしてポッターのことを反対されたらという不安から多くのことを秘密にしてきた。

(でも、こんなことが起こってしまってはこれ以上隠せないし、隠せる自信もない)

彼女はようやく友人に話す決意をした。
リーマスはいつの間にか居なくなっていて、マダムポンフリーもいない医務室はとても静かだった。

「まず、フィオナ。ごめんなさい。あなたにはたくさんのことを秘密にしてきた」
「ええ、そうでしょうね」
「まず、驚くかもしれないけれど、私はずっとポッターと会っていたの」
「え...!?ポッター、って、あのジェームズポッター?」