これにはさすがのフィオナも予想外のことだったらしく怒っていた表情を一瞬緩めた。
「それで、わたし色々あって、彼に勉強を教えてもらってて、でもそれを誰かに話すと教えてもらえなくなってしまうの、それで」
「秘密だったのね、二人の」
「そう、秘密だったの。でもね、私多分彼のことが...彼のことが」
シーツを握る手が震える。しかし、その手に暖かい手が重なる。
「うん」
「私、いつの間にか彼のことが好きになっていたの」
「そう...」
拒絶されるのでは、と思ったがフィオナは相づちだけで何も言わなかった。
「それで、彼はエバンズが好きじゃない?そのことが気になって気になってヤケになってたときにブラックと知り合ったの。もちろんブラックにはなにも話してないけど、何も関係がないからこそ楽だったのかもしれない。それを」
「"彼女たち"は許さなかったのね」
ようやく納得がいった、と言わんばかりに最後の言葉をフィオナが引き継いだ。
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