「ポッターは成績トップだし私の気持ちなんかわからないわ」

妬みに近い言葉は静かな部屋の空気に溶けていく。

そしてもう人気者のポッターと話すことはないだろうと怒りを沈め、リースは夕食のメニューを思い浮かべようとしていた。
「カボチャのパイ、オニオンスープ...」

がちゃり

「あら、リースここにいたの」

つややかな黒髪ボブ、すらっとしたスタイルで胸元にはバッジが光る、少しつり目の女生徒が現れた。
フィオナ・スミス。リースの友達でもあり、ハッフルパフの監督生でもある。

「フィオナ」
寝転がったまま声のする方へ首だけ動かしリースは彼女の名前をよぶと、彼女のやれやれという顔が見えた。

「図書館は?」
「追い出されちゃった」
「なんでまた...魔法薬学の課題するんじゃなかったの?」
「それがさーー」
リースが先ほどの出来事をかいつまんで伝えると、フィオナは顔を青くしたあと真っ赤になり、やがて眉を下げて申し訳無さそうな顔になった。