「リースちゃん、久しぶりだね」
「ポッター、久しぶり」

退院から二日後。特に次の勉強会の約束はしていなかったので図書館にふらっと立ち寄ると彼はいた。彼は知っているのだろうか。ハロウィンの出来事を。

「少しの間ふくろうを飛ばせなくてごめんなさい。ちょっと入院してたの」
「シリウスがいってた、君、シリウスとも仲良かったんだね、やるなぁ」

くすくす笑いするポッターが何を考えているのかわからない。早くもリースはくじけそうになりつつあったが思いとどまる。

「あの。今日は話があるの」

いつもの席にポッターが座っていたのでリースも隣に座る。ひんやりとした図書館は二人だけの空間のように感じられた。

「じつは、入院した時に一番の友人に最近の出来事について説明を求められて、わたしもこれ以上隠したくないと思って、全部話してしまったの」