ポッターたちは前までと変わらず悪戯をして先生たちを困らせているというのは何処にいても必ず耳に入ってきてしまう。彼らはホグワーツの人気ものなのだから仕方がない。

これではリースのこころはどこかへ飛んでいってそのまま帰ってこないのではないか。馬鹿げた話だがポッターへの気持ちを聞いて、それに蓋をする彼女を見ているとそう感じてしまったフィオナはいつもと真逆のことを決行した。

「リース!!きな!」
「な、なにフィオナ今から授業でしょ」
「いいからくるのよ!」

むんずとリースの腕をつかんで走り出す。途中で梨の絵をくすぐって、しもべ妖精たちにお菓子を分けてもらいまた走る。
廊下を走ってはいけないというフィオナがリースの手を引いて全速力で走っている。しかも唐突に。リースには何が起こったのか分からなかったがとりあえず精一杯ついていく。

「ね、何なの、フィオ、ナ」
「ほら、ついたわよ」