「な、どうして」
「リース授業が始まるわ。早く席について」

うろたえている暇もなくフィオナにせかされてとりあえず席に座る。すると何食わぬ顔でポッターも隣に座った。

「ポッター!これはどういうつもりなの?」
「あんまり大きな声を出すと先生に怒られるよリースちゃん」

なるほどこれはそのとおりだったようで先生は既にじろりとリースを見ていた。
生徒達もちらちらと彼女を見ている。

我に変わったリースは恥ずかしさであわてて口をつぐみ、下を向いた。
(どうして...私はちゃんと言ったはずなのに)

ふたりは他人。ポッターは有名人で自分は一般人。ポッターがリースと絡んで得るものなどないはずだ。普通ならば。