今回の授業は羽根ペンをハリネズミに変えるというもの。
当然ポッターはすぐに終わらせており、ハリネズミの針を観察して誤って指に刺していた。
ポッターをいないものとして目の前の変身術の課題に集中しようとするがなかなかうまくいかない。
あの時はティーカップをうさぎに変えようとしていたんだっけ。ポッターはあの時もすぐに終わらせてたなあ。
「そうだね、なんて言ったって僕は天才だからさ?」
「は、あ。また口に出してたのね...」
時々ポッターは読心術を出来るのではないかと思うがこれは単にリースが思ったことをそのまま口に出してしまっているだけである。
「リースちゃんって隠し事できなさそうだよね」
くすくすと笑いながら、でもささった針が痛いのか少し顔をしかめてポッターが言う。
「そんなことないわ。私にだって隠し事のひとつやふたつ」
「僕にもなにか、隠してることないかい?」
笑いをいつの間にか引っ込めてポッターは真っ直ぐにみつめる。
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