「彼に何をあげるか考えていたりするのかしら?」
「彼?」
「わからないの、ポッターよポッター」
呆れたような不安げな顔で眉を寄せて彼女が答える。

「あ、あげないとだめかな」

すっかり頭から飛んでいたがクリスマスに会うのであればたとえ友人と言えなくてもプレゼントを用意するのが礼儀だろうか。いや、それよりも

「私フィオナにポッターのこと話したっけ」

リースはあの授業での出来事をまともにまだフィオナに話していない。しかしフィオナはリースとポッターをおそらくわざと隣同士の席にさせたのにもかかわらず、なにも聞いてこなかった。

「いいえ!!なにも聞いてないけれど、あの隣の席になった授業の時何か二人で話してたじゃない。だからてっきりまたもとにもどったんじゃないかなって・・そうおもったのよ、そう」

目線を横に流してあきらかにリースと目を合わせないようにやけに早口でしゃべりだしたフィオナ。いつも冷静なのによっぽど余裕がないらしい。