一時間後。
「綺麗じゃない!」
「そ、そうかな」
淡い黄色で膝丈。ふんわりと、しかし控えめに広がっているドレスは大きめのリボンが腰に付いており、あまり目立ちたいと思っていないリースの考えに沿っている。
彼女自体は肩までしかない茶髪を綺麗に巻き、ハーフアップにしてその部分を黒のリボンでまとめている。いつものまるめがねもコンタクトにして、メイクはピンクのチークに赤のリップ。いつもよりずっと大人っぽい仕上がりだ。

「見て、リースよこの子」

力作よ、と言いながらスキップでフィオナが談話室に降りていくのでハードルを上げないで欲しいと思いながらも降りていく。
既に談話室にはフィオナが女の子たちと談笑しており全員がこちらを向いた。

「クラウンさん、すごくいいね」
「いつもそのくらい綺麗にしてたらいいのに」
「素敵なドレス〜!」
「めがねないほうがいいわよ」