「そろそろ2人きりになりたくないかい?」
二曲ほど踊ったところで耳元にささやいてくる彼。
大声でダンスの申し込みをしてくれたおかげもありリースたちは周りの生徒達の注目の的になっていた。
「でも、こんなに見られているし行くところなんて」
ポッターの足を危うく踏みそうになりながら答える。

「大丈夫、行くところは決めているしそのタイミングは彼らが作ってくれる」

彼らというと、あの人たちかと問う前に

パチン、彼は指を鳴らした。

「待ってました!いくぞ、悪戯仕掛け人の登場だ」

ブラックの声がやけに大きく聞こえる。拡声呪文を彼も使ったのだろう。その声をきっかけにドン、と音が鳴った。

その音はなんだろうと周りの人々は大広間前方へ振り返る、リースもつられて振り返ろうとするとポッターに手を引かれて逆方向へ走り出した。

「君はこっちだよ」