「リーマス」
背後から1度呼びかけるが彼は動かない。手に持っている本に夢中なようだ。
「リー、マ、ス」
トントン、ひと文字ずつくぎり、それに合わせて肩をたたく。そこでようやく彼はびくっと身体を揺らした。
「ああ、○○か。びっくりしたよ」
ようやく気付いてもらえたことに嬉しさを感じつつ、しかしそんな気持ちは悟られないように、何でもないように△△は先ほど丁寧にラッピングした箱をテーブルに置いた。
「今日の分。チョコレートケーキだよ」
箱の中身を聞くなりリーマスは慌てて箱を開け、中身を確認してニッコリ笑った。
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