それからは極力彼女と会わないように図書室へ近づかなかった。
と言っても元々ロンは彼女の事がなければ近づきたいとも思わないし、特に用事もない場所なので容易いことだった。
しかし、お節介好きというのはどこにでもいるもので。
急に元気の無くなった弟を見て、意中の女の子のためにせっせと図書室へ通っていたことを知っていた双子の兄たちがひと肌脱いだ。
「全く、フレッドとジョージ
どこにいるんだ」
昼下がり、ロンが訪れた中庭には下級生らしき女の子たちがシートを広げておしゃべりしているくらいで、呼び出した双子たちはどこにもいなかった。
「あの、」
騙されたと思い戻ろうと踵を返すとその先にはほぼ毎日盗み見ていた彼女がいた。
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