「わかった。約束する!」
褒められた犬か何かのように目を輝かせる彼を見ていると、なんだかこっちもいいことをした気になってきた。つられてこちらもにやりと笑う。
「頼むわよ、ポッター」
「君こそ。僕が無事に彼女と仲良くなれるまでは嫌と言っても協力してもらうからね」
そこでふと、意中の彼女が漏らしていた言葉を思い出す。
-ジェームズポッターはありえないわ。あんな、私の友人をいじめる人は大嫌いよ-
...なかなか高い壁かもしれないが、私の恋のためにも腹をくくるしかないか。
そう思いながら差し出された手を握る。彼の手は少し汗ばんでいて、暑苦しい彼にぴったりだなんて失礼なことを思った。
はじめまして、さようなら。
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