真実とは



あれを使うのであれば、私たちはここにいてはいけない。ダンブルドアとともに医務室を後にした。
ポッターたちはうまくやりきることができるだろうか。そうよぎった考えは杞憂に終わる。
扉を閉めたところで、先ほど医務室で話していたはずのふたりが息を切らせてこちらにやってきたのだ。

「やりました!あ…」

私がいることに一瞬、そのまま続けるべきか迷ったようだがダンブルドアがウィンクをしたのでそのままポッターは口を再度開く。

「シリウスは行ってしまいました。バックビークに乗って…」

これが正しいことなのかはわからない。しかし、リーマスがあの場にいたということは、きっと彼も彼らと同じ思いだったのではないだろうか。
なにより、ダンブルドアがそれを肯定しているのだから。
はやく、彼と話をしたかった。これほどまでに長い夜はなかった。
prev next
もくじへ